宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

GAPの実践で農場管理を刷新

2011年09月07日 08時44分32秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
涌谷町の有限会社氏家農場は、平成11年に小ねぎ栽培を始め、平成18年に法人化しミズナ240aと小ねぎ100aをパイプハウスで周年生産しています。
 雇用は常時約20名、ミズナと小ねぎは各々のほ場が団地化されており、各農場長が栽培管理責任者となっています。また、出荷・調製場も設置され、小ねぎの一部は調製作業を外注しています。安全で品質の良い商品を販売するためには、栽培から出荷までの作業全てを網羅した管理が必要となることから、昨年、農業生産工程管理(GAP)に取り組むことにしました。普及センターでは県のGAP実践モデル経営体に位置づけ、行動計画策定・先進事例視察研修・管理項目の洗い出し・諸帳簿及びチェック表の作成等を支援してきました。
 氏家農場は、農薬や肥料保管所等のハード面の改善を図るとともに、従業員や外注先等へのGAPの周知と実践を行ってきました。口頭での申し合わせ事項を改めて規定等にまとめたり、掲示物にして注意喚起するなど、ソフト面も含め農場管理が刷新されました。多くの準備と実践を重ねた結果、平成23年6月23日にJGAP(NPO法人日本GAP協会)のほ場審査を受け、8月3日に認証を取得しました。

美里農業改良普及センター 先進技術班
TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225

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