気仙沼市階上地域では,食味がよい特産の「気仙沼茶豆」を栽培してきましたが,東日本大震災で大きな津波の被害を受けました。そんな中,階上生産組合では復興に向け6月8日に登米市米山町の「西野北部地力増進組合」の支援を受け3haに播種を行うことが出来ました。 今年は品質向上を目指し,害虫防除を徹底したことと,登熟期間の気温日較差が大きいなど天候にも恵まれ,品質・食味とも優れた「茶豆」に仕上がりました。一方,収穫適期は10日間程度とと非常に短いので機械作業は必須ですが,ほとんどの機械が津波で被害を受けたため,新たに補助事業を活用して収穫調製用の機械を導入することとなり,このほどようやく揃いました。
順調に生育した茶豆の収穫は9月9日から始まりました。「心をひとつに復興へ!!」のシールを貼った3㎏入りの箱で毎日200ケースずつ県内を中心に出荷しています。生産者はおいしい「茶豆」を是非,消費者の方に賞味していただき,復興が始まったことを実感してもらいたいとしています。
<連絡先(仮)>
宮城県本吉農業改良普及センター先進技術班
登米市迫町佐沼字西佐沼150-5 登米合同庁舎203会議室
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