今年度から,20~30歳代の次代のリーダーを目指す13名が,仙南・農・AKOGARE-navi(あこがれ-ナビ)という緩やかなネットワークの下に集い,消費者に農業・農村を理解していただくための勉強会(寄り合い)を始めました。
このメンバーは,普及センターが取り組むプロジェクト課題の対象者として,各市町関係課からご推薦いただいた方々と,普及センターが関わっている経営者数名に声掛けしています。それぞれの経営は,畜産(酪農・養豚・鶏卵),水稲,野菜(施設・露地),花き(鉢花・花壇苗等),野菜(有機)を主体とする新規参入予定者等,バラエティーに富んでおり,農業部門の異業種交流の場であると同時に,メンバーそれぞれが農業経営者でありながら,経営規模や経営における位置づけが異なるため,互いに大きな刺激を受けている様子です。経営部門が異なることから,集まれる時間帯などがバラバラで寄り合いの日程を決めるのも難しいのが現状ですが,「管内の次代のトップリーダーが一堂に会する貴重な場」という位置づけがメンバー個々にあり,出席率や寄り合い参画へのモチベーションも高くなっています。
9月3日は,東京農業大学の門間教授を招いて,農業を取り巻く現状(消費者ニーズ,食料危機,食料自給率等)について講義を受けた後,その主要な動きや傾向について話し合いました。
今後は,個々の経営において,消費者に農業の現状をわかりやすく伝え,農業者と消費者が「農業・農村を共に支える」関係に高めていけないか,消費者にも参画してもらいながら検討することとしています。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第一班
TEL:0224-53-3516 FAX:0224-53-3138
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