宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JAみどりの涌谷営農センター米づくり委員会で新米試食会を開催

2011年10月07日 11時18分36秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
3.11の大地震では,多くの農家で農業機械や施設が破損したり,水路,農道,水田などでも亀裂や崩壊の被害を受け,農作業が大幅に遅れました。また,収穫時期には米の安全性を確認するため放射性物質の測定が行われるなど,農家の苦労や不安は,言葉に尽くせないものがありました。
 この大震災を乗り越え,収穫された新米の試食会(主催:JAみどりの涌谷営農センター米づくり委員会)が9月29日に開催されました。
試食会には,放射性物質調査に協力をいただいた稲作農家9戸も招待され,併せて50人が参加しました。
試食では,環境保全米の「ひとめぼれ」「まなむすめ」,化学肥料や農薬の使用を1/2に減らして栽培した「ササニシキ」の新米と,涌谷町産のほうれんそう,みず菜,小ねぎを用いた料理が振る舞われました。
参加者からは,「どの品種も,つやと香りが良く,甘みがあっておいしい」という感想が聞かれました。
 佐々木委員長からは「今年,収穫された米の放射性物質測定結果は不検出であり,安全であることを消費者の皆さんにPRしていきたい。」と意気込みを述べられました。
 普及センターでは,環境保全米など安全・安心な米づくりを,関係機関と連携し支援していきます。
<問い合わせ先>
美里農業改良普及センター 地域農業班
TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225

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