宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

搾りたて!!~琥珀色に輝く「えごま油」~

2014年10月21日 17時38分21秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
<本文>
 色麻町では,昔から自家用に「えごま」が栽培されてきました。町では地域特例作物として「えごま」の生産振興を図っており,本年度も25ヘクタールが作付されています。また,町内では菓子や油等の加工品が開発・販売されています。
 色麻町えごま栽培推進協議会(えごま生産者及び町,普及センター等で構成)では,えごま栽培技術の習得,品質及び生産性の向上を図るため,栽培講習会や現地検討会,生育調査を行っていますが,今年は調製技術研修と県事業で導入した搾油機のデモンストレーションが行われました。
 研修では,唐箕(とうみ)操作と水洗いを実演し「水洗いは深さのある大きな容器を使って行うことで細かい土砂まで取り除くことができる。」と講師を務めた早坂静夫会長は会員に実践を呼びかけました。
 えごま油の独特の薫りが苦手という話も聞きますが,デモンストレーションで搾油したえごま油をスプーン1杯ずつ試飲し,焙煎したての薫り高いえごま油を参加者全員で堪能しました。 今回の研修は,生産物への責任を自覚するとともに,えごま油の魅力を再発見する良い機会となりました。
 普及センターでは,引き続きえごまの生産振興を関係機関と連携し支援してまいります。
 






<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910

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素材を活かした6次化への兆し~収穫間近の高城ごぼう~

2014年10月21日 17時31分35秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
<本文>
 色麻町下高城地区では,軟らかさが評判の「高城ごぼう」が収穫時期を迎えました。その人気は秋まつりでも即完売することが物語っています。
 普及センターでは,「高城ごぼう」と「長にんじん」の生産拡大へ向けて,厨房機器メーカーの協力のもと農産加工勉強会を開催し,スチームコンベクションオーブンや真空包装機等を使用して,「ごぼうごはんの素」やお菓子等8品を試作検討しました。
 メーカーの指導者から,商品化にあたっては大量生産には無い「こだわり・本物志向」で勝負することが必要で,「どこ」で「誰に」販売するかを良く検討すること等のアドバイスをいただきました。
 参加した「農事組合法人下高城ふぁあむ」の女性農業者は,厨房機器の特徴や使用法の説明を受け,実際に操作することで加工の作業工程を体感できました。法人が水稲と大豆を基幹としながらも,「+α(プラスアルファ)」として6次化へチャレンジする兆しが感じられた勉強会となりました。
 普及センターでは,継続して法人への園芸品目の定着や経営の多角化を支援をしてまいります。


<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910

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