JA古川では良食味・高品質米の生産を目指し,生産者,JA,資材メーカーが連携し,栽培試験ほを設置しています。12月17日に平成27年産米の試験成績を振り返るため,JA古川米展示圃総合検討会が開催されました。
平成27年は春先から出穂までの高温・多照,少雨による水不足,出穂後の長雨,9月11日の「関東・東北豪雨」による一部ほ場の冠水など,水稲栽培にとって難しい気象条件となりました。特に,良食味を目指すため化学窒素成分量を制限し栽培する特別栽培米,「東北194号(愛称:ささ結)」は,生育期の高温・多照により,葉色低下,栄養不足の傾向が見られましたが,生産者の土づくり,肥培・栽培管理により低タンパクで良食味の1等米となり,ほぼ目標の収量が確保されました。
今後も普及センターでは,JA古川の良食味・良品質米の生産へ向けた取り組みを支援していきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910