宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

花き6次産業化講習会を開催しました

2016年01月13日 11時04分16秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 

 亘理農業改良普及センターでは,平成27年12月11日(金),名取市花卉生産組合を対象に「花き6次産業化講習会」を開催しました。

 名取市のカーネーション及びばらの生産を担う名取市花卉生産組合は,東日本大震災で甚大な被害を受けましたが,東日本大震災農業生産対策交付金等の活用により営農を再開することができました。普及センターでは,さらなる収益性の高い花き経営を実現するために,講習会の開催等により,6次産業化の可能性について検討を行っています。

 今回は,株式会社プランツ・モジュール山口昌哉代表取締役を講師に,自分たちが生産した花を用いて,春まつり等のイベントや「母の日」をターゲットとした商品づくりの実習を行いました。また,平成28年1月から,名取市花卉生産組合として名取市ふるさと寄附金特産物に参加するため発送のためのラッピング方法についてアドバイスいただきました。山口氏は,商品を作製する際の留意点として「同じ規格のものを作る」「自分が購入したいと思うような商品を作る」等,販売を意識した商品作製を心がけることをご指導いただきました。

 参加者からは,「ラッピングの仕方で自分の花が豪華に見える」「習得した技術を活かす場がほしい」などの感想が寄せられ,今後の経営の展開に大きな可能性を感じることができた講習会となりました。

 普及センターでは,今後も技術指導と情報提供を継続し,6次産業化の取り組みを支援してまいります。

<連絡先>

亘理農業改良普及センター 先進技術班

TEL 0223-34-1141  FAX 0223-34-1143


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「新規花き品目導入研修会」開催

2016年01月13日 10時40分59秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 

  平成27年11月13日(金),農業・園芸総合研究所において,亘理農業改良普及センター主催の「新規花き品目導入研修会」を開催したところ,名取市花卉生産組合,JAみやぎ亘理花卉部会,関係機関合わせて40名の参加がありました。

 近年,燃油価格の高騰により生産コストの負担が増加していることから,管内の施設花き生産者の多くは,低温開花性品目等の新規花き品目の導入を検討しています。そこで,今後,需要拡大が期待されるトルコギキョウと低温開花性品目であるストックについて研修会を行いました。

 講師に株式会社サカタのタネ久保田芳久氏をお招きし,「需要拡大が期待されるトルコギキョウ導入の留意点」のテーマで,トルコギキョウの特性に合わせた土壌管理や連作障害対策について講演いただきました。続いて,ストックの育種家として著名な黒川幹氏(株式会社クロカワストック代表取締役)より,生産者が最も苦労している八重鑑別の方法の説明と当地域に適した品種や作型について提案をいただきました。さらに,農業・園芸総合研究所花きほ場において,現在,試験研究で取り組んでいる11月咲きストックの視察を行いながら,各品種の特性を説明いただき,参加者に理解を深めていただきました。

 参加した生産者からは多くの質問が出され,新規花き品目導入への関心の高さがうかがえました。

 普及センターでは,今後も技術指導と情報提供を継続し,新規花き品目の導入による花き経営の安定を支援してまいります。

<連絡先>

亘理農業改良普及センター

TEL 0223-34-1141  FAX 0223-34-1143

 

 

 


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目からうらこ!こだわりのジャム作りを学びました

2016年01月13日 08時48分09秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 去る平成27年12月3日に亘理農業改良普及センターと株式会社ライフサポートわたりの共催で、女性農業者の起業活動を支援するためのキャリアアップ講座をJAみやぎ亘理の会議室及び調理室にて開催しました。

 今年度2回目となる今回の研修会では、「新しいコンセプトに基づくジャムの加工・利用方法について」と題して、ジャム作家salz(ザルツ)の村上博信氏を講師に、こだわりのいちごジャム作りと、ジャムのドレッシングへの利用について実演していただきました。いちごに合わせたカットの仕方から、材料を加える順番、使用する鍋の材質、加熱する時間、瓶詰めの仕方など様々なところでこだわりと工夫がみられました。ドレッシングも酢と油の混ぜ方の違いで食感や風味が変わりました。今回、参加された16名のほとんどは実際に農産加工品を直売所等に出荷し、すでにジャムも販売している方々でしたが、日頃、自分が製造している方法と違うことに驚きながらも、その理由が説明されると納得の様子で、「いろいろな作り方があることが分かり、目からうろこだった」「実演が良く、自分の欠点がはっきりと分かった」と、前向きな意見がありました。

 また、普及センターからは、漬物・惣菜加工に関する情報提供として、「間欠滅菌法」について情報提供しました。繰り返し加熱殺菌を行うことで、熱に強い芽胞菌(がほうきん)を死滅させることができる殺菌方法で、ビン詰めがより長期間常温で保存できることから、新たな加工品開発につながることを提案しました。参加者からは「具体的な殺菌条件に関してもっと教えて欲しい」と積極的な質問があり、今後の商品化に期待が持たれます。

 今後も、普及センターでは、女性農業者の起業活動を支援していきます。

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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