宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

登米りんごせん定講習会と防除暦検討会が開催されました

2016年01月29日 14時08分58秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  去る1月22日に,JAみやぎ登米りんご生産部会でせん定講習会と防除暦検討会が開催されました。
 本部会では毎年,栽培技術の向上を目的として生産者約30人を対象に,せん定講習会と次年度に向けた防除暦検討会が開催されています。せん定講習会では農業改良普及員OBを講師に招き,枝の性質を考慮した樹形づくりをテーマに,高品質果実を生産するための花芽の判断等が説明されました。せん定技術は人によって手法が異なるため,皆で議論を交わしながらよりよい樹形づくりを目指して,りんごの樹が仕立てられました。
 防除暦検討会では,今年度の反省を踏まえた上で,来年度の病害虫発生を抑えるため,薬剤の効果や適切な散布タイミング等について普及センターから紹介しました。平成27年産りんごは高温少雨の影響から病害の発生が少なく,病原菌の減少した園地をさらに徹底して防除することで,今後の病害虫発生を一層抑えることができると説明すると,意欲的な質問が多く寄せられました。
 普及センターは今後も生産者の要望を把握しながら,りんご栽培技術向上の支援をしていきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

 

 


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平成27年度仙南地域認定農業者ネットワーク研修会が開催されました

2016年01月29日 13時48分29秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  平成28年1月22日(金)に,蔵王町遠刈田温泉「さんさ亭」を会場に,平成27年度仙南地域認定農業者ネットワーク研修会が開催されました。
 仙南地域認定農業者ネットワークは,仙南地域の2市7町の認定農業者連絡協議会等で構成され,大河原地方振興事務所農業振興部が事務局となっています。
  研修会には,仙南地域の認定農業者及び関係機関等69名が参加しました。
  はじめに,宮城大学食産業学部の三石誠司教授を講師に「TPPと日本農業:今後のためにどう考えるか」と題して,国内からの視点だけではなく米国農務省の見方等も紹介していただき,さらに独自の解説を加えて講演いただきました。質疑応答では,様々な部門の農業者から,どのような経営をめざしたらよいかなどの質問が出され,「これからは品質の戦いではなく,仕組みの戦いになる。JAなども活用して新しい仕組みに対応していく準備をすべき。」「地球温暖化などの環境の変化に備えていくことや,くだものなどでは将来を見据えて消費を増やす宣伝活動を行っていく必要がある。」など,現状での基本を押さえつつ,目先の事に惑わされないで長期的な視点に立って,10年先,20年先に備えていくことの大切さを教えていただきました。参加者からは,「異なる視点からのお話は,今後の農業経営の展開に向けてたいへん参考になる。」などの感想が聞かれました。
 講演の後,情報提供として農林水産省東北農政局宮城支局の須田総括農政推進官から「「総合的なTPP関連政策大綱」を踏まえた農林水産分野の対策について」情報提供いただき,これからの国の施策について理解を深めました。


  普及センターでは,関係機関と連携を図りながら認定農業者の経営改善の取組を支援して行きます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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せん定作業で高品質のブルーベリー生産を目指して!

2016年01月29日 09時16分47秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成28年1月23日に富谷町ブルーベリー生産組合主催で,植栽後1~2年目のブルーベリーほ場2か所を会場にせん定講習会が開催されました。富谷町ブルーベリー生産組合は,現在23人の生産者で構成されており,せん定講習会や現地検討会など高品質なブルーベリー生産を目的に活動しています。
 今回のせん定講習会では,他地区の生産者も交えた17人の生産者が集い,地域特産物マイスター(ブルーベリー)の佐藤一夫氏や当普及センター職員が講師となって実演を行い,1~2年目の若木の骨格づくりをテーマにせん定方法を学びました。
 1~2年目のせん定は,早く骨格を作るために余計な花芽や小枝を着生させず,新梢伸長を旺盛にさせることがポイントになりますが,まだ栽培経験の浅い生産者は,実演で切り落とされた枝の量の多さに大変驚いた様子でした。当日は,栽培年数の長いベテラン生産者も多く参加され,「ここはこういう切り方もあるのではないか」,「自分ならこう切る」など長年培ってきた技術を意見交換し合う場面も見られました。せん定は,その年のブルーベリー栽培のスタートを切る大事な作業であり,参加した生産者は皆に真剣に受講していました。今から6月下旬から開始されるブルーベリーの収穫が楽しみです。
 普及センターでは今後もブルーベリー栽培の技術向上を支援していきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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