宮城県で育成された唯一のりんごを知っていますか?
それは,「サワールージュ(写真上)」という名前のりんごです。
宮城県農業・園芸総合研究所で育成され,スイーツの材料として,売り出し中のりんごです。特徴は,酸っぱいこと。また,酸っぱいりんごの代名詞となっている「紅玉」と比べて,収穫時期が3週間程度早い,病害虫や生理障害が出にくく栽培しやすいことなども特徴となっています。
その「サワールージュ」の特徴を活かしたスイーツを考案するための第一段の取り組みとして,平成28年9月27日にJA南三陸果樹生産部会主催による加工研修会が開催されました。当日は,宮城県で初めて野菜ソムリエの資格を取得された 斉藤緑里先生を講師に迎え,JA南三陸農産物直売所「菜果好(なかよし)」の加工部会の方々とともに3種類のジャムを作りました(写真左下)。
写真の左から,「皮ごとすりおろして作ったジャム」,「皮を剥いて果肉だけで作ったジャム」,「皮の煮汁と果肉で作ったジャム」になります。
参加者全員で試食し,どのジャムが1番サワールージュの特徴が出ていたか話し合った結果,「皮ごとすりおろして作ったジャム」に決まりました(写真右下)。
このジャムは,10月8日(土)にJA南三陸農産物直売所「菜果好」で開催される「サワールージュの果実販売イベント」で試食・販売されることになります。このイベントには,当県の仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会事務局仙台・宮城観光PR担当課長である「むすび丸」が応援に駆け付けてくれます。「サワールージュ」を使ったアップルパイや生の果実も販売する予定となっていますので是非お越しください。
<連絡先>
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