宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

宮城県オリジナルりんご品種「サワールージュ」の加工研修会が開催されました!

2016年10月05日 17時10分28秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

宮城県で育成された唯一のりんごを知っていますか?

 

それは,「サワールージュ(写真上)」という名前のりんごです。

宮城県農業・園芸総合研究所で育成され,スイーツの材料として,売り出し中のりんごです。特徴は,酸っぱいこと。また,酸っぱいりんごの代名詞となっている「紅玉」と比べて,収穫時期が3週間程度早い,病害虫や生理障害が出にくく栽培しやすいことなども特徴となっています。

その「サワールージュ」の特徴を活かしたスイーツを考案するための第一段の取り組みとして,平成28年9月27日にJA南三陸果樹生産部会主催による加工研修会が開催されました。当日は,宮城県で初めて野菜ソムリエの資格を取得された 斉藤緑里先生を講師に迎え,JA南三陸農産物直売所「菜果好(なかよし)」の加工部会の方々とともに3種類のジャムを作りました(写真左下)。

写真の左から,「皮ごとすりおろして作ったジャム」,「皮を剥いて果肉だけで作ったジャム」,「皮の煮汁と果肉で作ったジャム」になります。

参加者全員で試食し,どのジャムが1番サワールージュの特徴が出ていたか話し合った結果,「皮ごとすりおろして作ったジャム」に決まりました(写真右下)。

このジャムは,10月8日(土)にJA南三陸農産物直売所「菜果好」で開催される「サワールージュの果実販売イベント」で試食・販売されることになります。このイベントには,当県の仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会事務局仙台・宮城観光PR担当課長である「むすび丸」が応援に駆け付けてくれます。「サワールージュ」を使ったアップルパイや生の果実も販売する予定となっていますので是非お越しください。

 

<連絡先>

宮城県本吉農業改良普及センター 先進技術班

〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2

TEL:0226-29-6044   FAX:0226-42-1672

E-MAIL:mynokai@pref.miyagi.jp

 

   

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

法人等経営体の継続的な維持発展のための人材育成 ~地域営農推進研修会~

2016年10月05日 15時47分03秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

亘理普及センターでは,平成28年8月22日に岩沼市のホテル桃幸を会場に『人を育て未来を創る-求める人材の育成に向けて-』というテーマで管内農業法人等の経営体を対象とした地域営農推進研修会を開催しました。

現在,管内各地域の中心的な担い手として活動している組織経営体では,5年後10年後の継続的な維持発展に際しては,構成員の高齢化や将来の経営規模の拡大を考えると,新たな人材の確保育成は不可避な課題です。

そこで今回の研修会は,北海道を中心として多くの企業的農業経営体の経営支援を実践している経営コンサルタント会社『株式会社オーレンスパートナーズ』の農業経営アドバイザー川本氏をお招きし「必要な人材をいかに育て引き継いでいくのか」を解決すべき課題として『農業経営体における人材育成のポイント』と題したご講演をいただきました。

参加した管内11の農業経営体の方々からは,組織の将来の継続的な維持発展に向けた人材育成の重要性とポイントについて,真剣に考えるよい機会になったとの感想が多く聞かれました。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする