仙台では、津波被災地域での加工・業務用ねぎの大規模生産や,仙台・黒川地域で曲がりねぎの栽培が行われており,普及センターでは産地化を目指したねぎの生産振興に取り組んでいます。この度,更なるねぎの生産拡大とブランド化を推進するため,10月12日に富谷市成田公民館を会場として,生産者らを対象としたねぎの研修会を開催しました。
JA松本市ねぎ部会長の青木秀夫さんをお招きし,「伝統野菜・松本一本ねぎ「まがりちゃん」の栽培と販売戦略」と題して,おいしいねぎをつくるために手間を惜しまない丁寧な栽培管理や,ブランド化にいたるまでの苦労話などユーモアを交えて楽しく講演いただきました。また,野菜ソムリエのカワシマヨウコさんを講師に迎え,「商談会・販売戦略に活かす!ねぎのおいしい食べ方」の実習も行われ,生産者らが料理に挑戦し,ねぎのクリーム煮などの料理4品が完成しました。
参加者からは「ねぎ産地として共通の課題が多く大変参考になった」,「ねぎのおいしい食べ方も知ることができて良かった」といった好評な意見を多数いただきました。この研修会を機に,ねぎの生産振興がより一層すすめられていくことが期待されます。
〈連絡先〉
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