宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

平成28年度宮城県総合畜産共進会祝賀会が開催されました!

2016年10月19日 17時28分38秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 全国和牛能力共進会が平成29年度に宮城県を会場に開催することが決定し,県内で出品候補牛づくりが計画的に行われております。
 平成28年9月6日から10日にかけ,大会本番をイメージしたプレ全共県大会において,登米市で出品した24ヶ月肥育牛,単品牛,群出品牛の各区で数多く入賞し,更には名誉賞や総合優勝を果たす等,地道な努力が実を結び輝かしい成績を収めました。肉用牛の先進地としての能力が発揮された大会でもありました。
 これら功績を讃え,全共への出品意欲を鼓舞する目的で先日,登米和牛育種組合主催による生産者,関係機関総勢83名が一堂に会しての祝賀会が市内で盛大に開催されました。
 先ず高橋良会長から,労いの言葉に続いて全共への抱負や取り組みのポイントを力強く表明しました。市を始め関係機関からの祝辞に次いで事務局からプレ全共の概要や活動報告の後,名誉賞を受賞した方々に対し,顕賞盾の授与や記念品の贈呈が行われました。
 最後の審査講評では厳しい戦いを制した要因や秘訣に関して説明があり,皆,興味深げに聞き入り,全共において全区上位入賞への気運が一気に加速した様子でした。
 会場では今回の受賞の祝賀ムードで終始和やかに懇談が続き,将来の改良などについても参集者から活発な情報交換が行われる等,熱い思いが直に伝わる会でした。
 目標としている日本一獲得に向け,きめ細やかな指導会,研修会,選抜等の行事が目白押しとなり,これからが正念場を迎えます。普及センターでは多くの出品牛が選ばれるよう引き続き活動を支援してまいります。

 

 プレ全共4区で優勝した牛群             

挨拶をする高橋会長

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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「平成28年度水稲直播栽培第2回現地検討会」が開催されました。

2016年10月19日 14時26分39秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 

 去る平成28年9月27日(木),(農)井土生産組合(仙台市)と(農)林ライス(岩沼市)の乾田直播栽培ほ場を会場に,乾田直播に関心のある生産者やJA担当者,普及指導員等を対象とする「平成28年度水稲直播栽培第2回現地検討会」を開催しました。
 農業革新支援専門員チームでは,各農業改良普及センターと連携し,大規模土地利用型経営体の経営確立に向け,水稲の省力・低コスト技術である乾田直播栽培の導入を支援しています。
 今回は,収穫期を迎えたほ場で生育状況を確認しながら,グレーンドリル播種やV溝播種乾田直播の栽培技術,イネツトムシの発生予察と防除,水田センサーの活用等について,古川農業試験場,農業改良普及センター,農業革新支援専門員から説明を行いました。
 また,各組合長から今後の取組について紹介いただいたところ,「昨年に比較し,雑草害は大幅に軽減され,収量性も向上する見込みであり,次年度以降も積極的に取り組みたい」とのことでした。
 当日は収穫作業の合間にも関わらず70名を超える参加者が集まり,省力・低コスト技術や先行事例の説明に熱心に耳を傾け,関心が高いことがうかがえました。
 農地中間管理事業の活用や津波被災地域での大規模土地利用型法人が設立されています。経営の安定化,効率化を図るためには,省力・低コスト技術である直播栽培の導入は必要な技術となっていることから,今後も,試験研究の成果や先進事例等の情報発信に努めていきます。

<連絡先>
宮城県農林水産部農業振興課農業革新支援専門員チーム
TEL:022-211-2837
FAX:022-211-1839
 


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