宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

いちごワイン製造施設等を公開!

2016年10月11日 15時11分30秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

平成28年10月5日、山元町の「山元いちご農園株式会社」(代表取締役 岩佐 隆氏 従業員数47名)が関係機関約60名を集め、ワイン製造施設やいちご加工施設等の内覧会を開催しました。復興途中の山元町の新たな拠点施設として注目されています。

山元いちご農園㈱は、震災後に設立した法人で、主にいちごの生産・直売、いちご摘み取り、加工品の販売で年間約2億円の売り上げを達成している法人です。山元いちご農園㈱では6次産業化の取り組みをさらに進めたいと、国の事業を活用しいちごワインなどを醸造する施設「ワイナリー棟」、いちごの乾燥品や菓子用の一次加工品等を製造する「いちご加工棟」、薬草やハーブを使ったお茶などを製造する「薬草加工棟」を建設し、9月末に完成したことから今回のお披露目となりました。

醸造担当者4名からワインの製造工程の説明があったほか、大学と連携して試験醸造されたいちごワインの試作品が出席した関係者に振る舞われました。10月7日には1トン超のいちごを使ったワイン醸造に着手し、12月10日の常磐線「山下駅」の営業再開時にあわせて販売を開始したいとのことでした。

普及センターでは、専門家派遣や山梨県へのワイナリー視察など、ワイン製造や加工品の開発に支援を続けてきました。今後はワイナリー隣に建設される約1haのいちご栽培施設の栽培管理・運営を支援するとともに、引き続き6次産業化への支援を続けていきます。

  

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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栗原農業未来塾を開催 ~高校生が栗原市瀬峰で循環型農業を学ぶ~

2016年10月11日 13時14分20秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 栗原市の次代の農業を担う青年農業者育成の一環として,平成28年9月7日に迫桜高等学校総合学科の2,3年生23人を対象に栗原農業未来塾「在学中コース」を開催しました。
  生徒たちは循環型農業を実践している栗原市瀬峰地区を訪れ,瀬峰農場(瀬峰地区循環型農業推進会議)について学びました。瀬峰農場とは,旧瀬峰町全体を一つの農場と見立て,耕種農家350戸,畜産農家100戸が取り組んでいる循環型農業です。
  まず,畜産農家として参加している高橋博文さんから,瀬峰農場における循環型農業の取組,畜産農家の役割についての講義を受けました。さらに,その理念や歴史,商標登録した「エコ・せみね」のロゴマークを活用した米や野菜の有利販売,消費者交流としての「田んぼアート」や「体験ツアー」などの話に,生徒達は熱心に耳を傾けていました。
  講義の後は,瀬峰農場の会長 大内一也さんのほ場で,ミニトマトを試食しながら栽培ハウスなどを見学し,土づくりにたい肥を使う目的についての説明をいただきました。生徒からは,ハウスの土を触ってみて,「学校の農場の土よりさらさらしている」,「トマトの味が違う」などの感想が聞かれ,長年にわたる土づくりの成果に感心した様子でした。
  参加した生徒たちは,今回の視察研修を通して,自分たちが日頃学習している農業への関心をより一層高めてくれたと思われます。

 

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9040       FAX:0228-22-5795・6144


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