平成28年10月3日(月)に山元町が事業主体となり平成27年度被災地域農業復興総合支援事業により建設が進められていた「山元町園芸作物用出荷調製貯蔵施設」の落成式が行われました。
山元町の津波被災エリアでは,100haを超える大規模な露地畑のほ場整備が進められており,担い手である法人が生産する園芸作物の出荷調製や貯蔵等を行う拠点として整備していたものです。
施設は出荷調製貯蔵施設,農業機械格納庫,残渣処理棟からなり,貸与先である(株)やまもとファームみらい野(代表取締役社長:島田孝雄氏)が生産する長ねぎの調製機械や甘藷の選別機,キュアリング室などが設置されています。
島田社長からは「施設が整備され,やっとスタート地点に立ったような思いである。山元町の野菜生産振興に貢献していきたい」との話がありました。
普及センターでは,持続的な生産に向けて,野菜の生産安定をはじめ,土地や施設の効率的利用などを支援してまいります。
<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143