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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JA古川いちご部会が亘理地域を視察しました

2017年02月02日 16時47分07秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

1月24日,JA古川いちご部会が亘理普及センター管内のいちご栽培農家2戸を視察しました。
 亘理普及センター担当者の案内で,亘理町吉田浜にある震災後にできたいちご施設団地を見学しました。施設内では最新式の養液栽培の高設ベンチに「もういっこ」が栽培されており,廃液の確認がしやすい仕様になっていました。そこでは養液の管理方法や,受粉用ミツバチとマルハナバチの併用について説明を受け,気温の低い古川でもさっそくマルハナバチの使用を検討したいという部会員の声が聞かれました。また,JA古川いちご部会では「とちおとめ」を栽培し,芽なし株が出ていますが,亘理の「もういっこ」でも芽なし株が出ていることなどから,育苗期の管理方法についても話題になりました。施設内の装備で,クラウン加温チューブや内張りのカーテン資材,ハウス全体の管理方法等多くの質問が出ました。
  2か所目は土耕でいちご栽培を行っている亘理町開墾場の圃場を視察しました。そこでは井戸水を利用したウォーターカーテンによる保温で「もういっこ」を栽培していました。震災後は井戸水の水質が一定でないためかん水には利用できないが,保温に地下水を使えば経費がかからないことや,土耕はうねづくりや定植は大変だけど,管理はしやすいという生産者の説明がありました。
  今回の視察研修では,部会各人がそれぞれの栽培方法でのメリット,デメリットについて確認でき,今後の栽培に向けて参考になることと思います。

 

 <連絡先>

  宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


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平成28年度仙南農業士会研修会開催

2017年02月02日 14時50分07秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成29年1月11日,仙南農業士会恒例の研修会が開催されました。今年度は予定より遅れましたが,会員の営農状況などを現地で見学し,その後に交流会を行いました。
 今年度は大河原と蔵王町のいちご農園,酪農家,水稲+野菜農場の3カ所で,普及センター職員も同行しました。
 いちご農園では今回ハウスを移転して栽培を始め,将来的に観光農園も開きたいとの話,酪農家では就農から規模拡大と品質への思い,そして次世代の参入から加工の開始,3カ所目では,色々な施設や設備の導入に当たっての工夫や実際の栽培状況見学等,それぞれに学ぶことが色々とありました。
 巡回後,恒例の情報交換でも普段では聞けない話もあったりと,有意義な時間を過ごすことが出来ました。


 

今後も仙南農業士会の活動が円滑に進むよう,普及センターも支援を行います。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第一班
       TEL:0224-53-3138 FAX:0224-53-3138


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平成28年度登米地域農業法人セミナー開催

2017年02月02日 14時06分53秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 管内の農業経営体のうち法人は約90あります。営農類型は畜産、土地利用型作物、園芸、アグリビジネスなど様々ですが、雇用確保や後継者育成は今後共通の課題となってくると思われます。次世代を担う人材育成や経営の維持及び発展に向けた組織運営は大変重要であることから、1月23日、県登米合庁において、当普及センター主催により農業法人向けセミナーを開催しました。
 セミナーでは、公益財団法人みやぎ産業振興機構シニアアドバーザー白幡洋一氏(前株式会社ベガルタ仙台代表取締役社長、元東北リコー株式会社代表取締役)から「農業経営の継続・発展のために今なすべきこと ~次世代へ経営をつなぐために~」と題して御講演いただきました。また、有限会社くりこま高原ファーム代表取締役加藤洋氏から「担い手を確保する我が社の仕組み ~事業継承3世代目を育成中~」と題して、会社独自の後継者育成手法など実践事例をご紹介いただきました。
 セミナー参加者からは大変勉強になったとの感想が多く寄せられたほか、セミナー終了後も講師へ助言を求めるなど熱心な姿が見受けられました。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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平成28年度亘理名取りんごせん定講習会が開催されました

2017年02月02日 09時22分48秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

平成29年1月13日,亘理農業改良普及センター管内のりんご生産者組織で構成されている亘理名取果樹振興協議会の主催で,平成28年度亘理名取りんごせん定講習会が開催されました。

管内のりんご生産者44名の参加があり,宮城県農業・園芸総合研究所園芸栽培部果樹チーム鵜飼チームリーダーを始め果樹チーム職員3名を講師に迎え,「ふじ/マルバカイドウ」と「ふじ/M.26」を対象に,せん定実習を行いました。

最初に,同講習会で十数年前からせん定している「ふじ/マルバカイドウ」1樹を対象に,枝の重なり解消や日当たり改善などを念頭に置いたせん定のポイントを鵜飼リーダーに解説いただきながら,せん定実技を進めていきました。

次に,昨年からの試みとして,参加組織ごとに分かれて「ふじ/M.26」各1樹のせん定を行い,その後に鵜飼リーダーから講評をいただきました。

これから春までの間,各園地でせん定作業が行われますが,今回の講習会を参考に,高品質りんご果実生産に努めていくよう,参加者各自が認識を新たにしていました。

 

<連絡先>

宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

TEL:0223-34-1141,FAX:0223-34-1143


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