指定産地の活性化に向けてきゅうり栽培講習会が開催されました

  平成29年1月26日（木）にJA栗っこきゅうり部会の栽培講習会が開催され，生産者19名が参加しました。
　栗原の夏秋きゅうりは古くから指定産地になっており，高い生産技術を有するものの，近年は土壌の塩類集積が進み，それに伴う生育障害も発生しています。そのため，土壌改善による生産性の向上や栽培技術の高位平準化が現在の課題です。
　今回の栽培講習会では促成栽培の技術と病害虫防除について，種苗メーカーと普及センターの職員が講習を行いました。種苗メーカーからは，播種時期や定植時期の温度管理や，長期出荷するための整枝方法など，各生育ステージごとの栽培管理のポイントが伝えられました。普及センターからは，土壌分析結果をもとに施肥改善の例を示し，土壌分析の重要性を伝えるとともに，難防除害虫であるアザミウマ類の育苗期からの防除対策等について説明しました。
　参加者からは，具体的な仕立て方法や1株あたりの目標収量などについて熱心な質問がありました。
　普及センターでは，今後も土壌分析や現地指導などで生産性や栽培技術の向上を支援していきます。

＜連絡先＞
宮城県栗原農業改良普及センター　先進技術班　　　 
TEL：0228-22-9437　　　　　　FAX：0228-22-6144

「村田ファーミーズ」がんばっています！！ ～売上アップにむけ総会後に研修会を開催～

平成29年1月27日（金）「道の駅むらた」に野菜や加工品を出荷している生産者団体「村田ファーミーズ（会員116名）」は，会員64名が出席し道の駅むらた会議室において，総会及び研修会を開催しました。

　総会は平成28年度事業報告及び収支決算等，３議案が提案承認されました。そのなかには平成28年度売上が，前年比１％の伸びとなったことが報告され，会員の努力が実った結果となりました。

　総会後は，さらなる売上アップに向け普及センター所長を講師に，「地域農業を取り巻く情勢と宮城県の支援について」と題した講演が行なわれました。県南地域を取り巻く状況は非常に厳しいですが，県は食と農の県民条例基本計画や園芸特産振興戦略プラン等による農業産出額・園芸品目の振興，プロジェクト課題８課題を始めとした活動等により地域農業を応援しています。「村田ファーミーズ」では，とうもろこしとそらまめを核とした多様な品目が生産されています。さらなる売上増加には，儲かる品目の導入・増加が必要です。道の駅むらたも村田ファーミーズもかけがえのない地域の財産で，その魅力発信による「ファン」づくりと後継者づくり，さらに細やかな情報発信が必要といった内容でした。

　この講演に会員らは熱心に聞き入っており，今後の活発な活動が期待される研修会となりました。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター　地域農業第二班

　　　　　　　TEL：0224-53-3519　FAX：0224-53-3138

農業法人のための情報発信力強化のためのSNS活用研修会を開催しました。

　仙台農業改良普及センターでは，平成２９年１月１８日（水）に，（農）せんだいあらはまと（農）仙台イーストカントリーを対象に，情報発信力強化のためのFacebook活用研修会を開催しました。
　講師には，普及活動協力員をお願いしている，有限会社マイティ千葉重の堀江先生をお迎えし，昨年のホームページ開設時から運用しているFacebookの効果的な活用方法について，個別指導をいただきました。
　午前に行われた（農）せんだいあらはでは，若手社員だけではなくベテラン理事も積極的にFacebook操作を行えるよう基本操作の復習や，優良活用事例を参考とした企業ファンを増やすための投稿内容などについて，アドバイスをいただきました。
　また午後からは，農家レストランも経営している（農）仙台イーストカントリーにおいて，発信するターゲットを明確にしその人達が欲しがる情報をタイムリーに提供するためのコツや，検索されやすいキーワードの見つけ方と投稿のタイミングについて指導いただきました。
　専門家ならではの適確な指導に，一同食い入るように熱心に聞き入りっていました。今後は，情報発信ツールとしてのＳＮＳ活用が積極的に行われ，さらなるファンの獲得や，それによる直売所等での販売増加につながることが期待されます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505　
仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
Ｅ-mail sdnokai@pref.miyagi.jp