宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

アスパラガスの導入・定着へ向けた栽培管理勉強会を開催しました

2019年07月04日 15時48分12秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 

 令和元年6月11日にアスパラガス生産者のほ場を会場に,アスパラガス栽培管理勉強会を開催しました。当日はアスパラガス生産者7名,いしのまき農業協同組合,普及センター計11名の参加がありました。

 この勉強会は,みやぎ食と農の県民条例推進圏域重点プロジェクトとして石巻圏域において取り組む「高収益品目(アスパラガス)の導入・定着による東部地域農業の活性化」の事業として実施しました。

 本プロジェクトで植付したアスパラガスは,従来の作型と比較して低コスト・省力化が期待でき,定植翌年に収穫できる「アスパラガス採りっきり栽培」という新しい作型です。この「採りっきり栽培」は明治大学とパイオニアエコサイエンス株式会社で共同開発された栽培方法であり,勉強会では「採りっきり栽培」の共同開発者であるパイオニアエコサイエンス株式会社の松永さんよりアスパラガスの生育状況や今後の管理(病害虫,ネット設置等)について説明があり,さらに,普及センターからは病害虫防除について説明を行いました。

 参加者の中には,はじめてアスパラガスを栽培する方もおり,多くの質問も出され充実した勉強会となりました。  普及センターでは,定期的に勉強会を開催し,アスパラガスの導入・定着に向けた活動に取り組んでいきます。

 

 

 

宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班   TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しい生産技術で,いちごの産出額アップ!!

2019年07月04日 13時22分36秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 当普及センターでは,JAみやぎ仙南蔵王地区いちご部会(会員13名)を対象に,プロジェクト課題として販売額1億円(令和3年産)を目標に「新しい生産技術の導入によるいちごの産出額向上」に取組んでいます。

 蔵王地区のいちご栽培は,従来からのパイプハウスによる土耕栽培が中心で高齢化が進んでいるため,高額な施設整備への投資は難しい状況です。そのため,家庭用ファンヒーターを活用してハウス内二酸化炭素濃度を調整し,光合成を促進させたり,白マルチによる採光改善で生産量向上を目指しました。

 令和元年6月18日に蔵王地区いちご部会総会が開催され,JAみやぎ仙南から平成31年産いちご出荷販売実績について報告があり,収量は対前年比124%,販売額は同128%と県全体の実績(収量100%,販売額105%)を大きく上回る結果となりました。

 今後は,省力化・軽労化技術の導入についても支援を行っていきます。

 

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター

     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする