みやぎ米ブランド戦略の取組として推進している「だて正夢」については,今年産は県内で約600ha,うち大河原管内では約125ha作付けされています。
現在の生育状況は,幼穂形成期から減数分裂期となっており,整粒歩合の向上など高品質に仕上げるために必要な「追肥」を実施する時期に入っていることから,去る7月16日に,高品質・収量安定化に向けた地域栽培塾として「だて正夢」現地検討会を角田市と蔵王町の2会場で開催しました。
「だて正夢」の作付地は県内の山間高冷を除く地域となっており,管内では南部平坦,西部丘陵で作付が行われています。
現地検討では資料に基づく指導の他,草丈や葉色,幼穂長を確認し追肥可否の判断や出穂期の予想を行いました。
また,今年は低温・日照不足の傾向が続いており,いもち病の発生も懸念されることから,低温対策や病害虫防除の徹底についても説明しました。
当日は若干霧雨もありましたが,参加者は熱心に受講し,積極的に自分のほ場の生育状況に基づき質問していました。
秋には消費者の皆様に仙南のおいしい「だて正夢」をお届けします。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138