宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JAみやぎ登米各野菜部会の現地巡回指導

2020年05月13日 17時00分20秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 例年,JAみやぎ登米の各野菜部会では,栽培が本格化する春から現地検討会等を開催してきましたが,新型コロナウイルス感染防止のため,活動自粛を余儀なくされています。
 JAみやぎ登米では,野菜の安定生産を維持するため,営農指導員,普及指導員,部会役員等の最小限の人員で3密を避けながら現地巡回を行い,生育状況の確認や栽培指導を実施しています。
 昨年の台風19号や暖冬の影響が心配された「そらまめ」,「たまねぎ」,「にんにく」などの越冬する野菜やハウスの「なす」や加工用の「ばれいしょ」などの春植えの野菜等は,生産者の丁寧な管理により例年並みの生育でした。5月に入り,緊急事態宣言が続く中,野菜の需要と価格は安定しており,今後の収穫が期待されます。

なすの生育状況 そらまめの生育状況

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 

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酒造好適米新品種「吟のいろは」の苗が順調に生育しています

2020年05月13日 09時18分40秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 「吟のいろは」は,古川農業試験場が育成した酒造好適米品種で,令和2年2月に品種登録出願公表となりました。
 松山町酒米研究会では,令和元年産から7ha(生産者8名)の試験栽培に取り組んでおり,令和元年は県酒造組合に加盟する21の蔵元が試験醸造を行いました。
 「吟のいろは」の日本酒は数量が限られていることもあり,予約販売のみで完売している蔵もあるということで,反響の大きさがうかがえます。
 令和元年産の試験栽培では,生産者によって品質に差が見られるといった課題が見つかりました。
 「吟のいろは」は,新品種であるため,早期に現場にあった栽培管理技術を確立する必要があります。
 普及センターでは,令和2年度からプロジェクト課題として取り上げ,きめ細かい支援を行っていく予定で,その第一歩として,4月末に育苗巡回指導を行いました。
 松山町酒米研究会では,令和2年産も同規模の作付を行う予定で,4月4日から17日までに播種を行い,育苗管理を行っています。
 苗は順調に生育しており,5月中旬の田植に向けて生産者は意欲を高めています。
 普及センターでは,展示ほを設置して様々な調査を行い,栽培管理技術確立に向けた支援を行っていきます。

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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