宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

台風被害からの再起に向けて 丸森町で令和2年産の田植え開始

2020年05月19日 18時01分36秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 令和元年東日本台風により甚大な被害を受けた丸森町において,田植え作業が本格化しています。
 丸森町小斎地区の大内喜博氏は,水稲を大規模に作付けしている中心的な担い手です。
 令和元年東日本台風により,田植え機やコンバイン等全ての農作業機械や施設に加えて,収穫したばかりの米が浸水し,甚大な被害を受けました。また,収穫前の水田にも稲わら等が大量に流入し,収穫を断念せざるを得なかった水田も多くありました。
 営農再開に向けて,多くの困難がありましたが,普及センターでは各種支援策を提案してきました。大内氏は国の補助事業等を活用し,農業機械や施設を再整備するとともに,水田の整備や育苗の準備をすすめ,ようやく昨年と同程度の面積の水稲を作付けできる目処が立ちました。
 大内氏は,「大変な被害で,ここまで来るのに例年の倍以上のやるべきことがあったが,今年は我慢の年と思って前向きに頑張っていきたい。」と話しています。田植え作業は今月末まで続く予定で,今年もおいしいお米の収穫が期待されます。
 


〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班
       TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


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登米地域での自動飛行ドローンによる防除作業始まる

2020年05月19日 15時22分15秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 登米地域では,平成30年度から自動飛行ドローンによる病害虫防除の実証を行っており,今年度は,新たに小麦の赤かび病防除と水稲の雑草防除の実証に取り組んでいます。

 有限会社かわつらグリーンサービスでは,5月13日から15日まで自動飛行ドローンによる小麦(あおばの恋,夏黄金)の赤かび病を対象とした殺菌剤散布(シルバキュアフロアブル 16倍液0.8㍑/10a:13ha)が行われ,また,5月15日には自動飛行ドローンによる水稲の除草剤散布(ベッカク豆つぶ250 250g/10a:6ha)が行われました。

 液剤による殺虫・殺菌剤散布は,水稲,大豆に続き,麦類でも実証され,また,今回初めて粒剤(豆つぶ剤)が水稲除草剤の実証に供試されるなど,今後も利用拡大による省力化等が期待されます。

 登米地域の令和元年度の自動飛行ドローンによる病害虫防除は,水稲が延べで410ha,大豆が延べで159haの実績となっており,普及センターでは,今後もドローン等を活用したスマート農業の普及拡大を支援してまいります。


小麦の殺菌剤散布(赤かび病)


水稲の除草剤散布

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

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水稲優良品種決定現地調査(栗原)の田植えを行いました

2020年05月19日 09時25分09秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 令和2年5月15日(金)に栗原市高清水地区において「令和2年度水稲優良品種決定現地調査」の田植えを担当農家,栗原農業改良普及センター職員で行いました。
 本調査は,主要農作物(稲,大麦,小麦及び大豆)の優良な品種を決定すること目的に,今年4月1日に施行された「主要農作物種子条例」に基づき実施されるもので,水稲の現地調査は,県内9箇所(8普及センター)で行われ,北部平坦地帯の1箇所を栗原農業改良普及センターが担当しています。
 本年度は,「東北228号」など5種類の系統・品種の田植えを行い,将来新品種候補となる可能性を秘めた苗を丁寧に植えていきました。
 普及センターでは,今後,出穂期・耐倒伏性などの栽培特性に関する調査を行う予定であり,現場で要望される水稲品種のニーズ把握にも努めてまいります。





<連絡先>
 宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班   
 TEL:0228-22-9404   FAX:0228-22-6144


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