令和4年4月26日に南三陸町の株式会社小野花匠園(おのかしょうえん)露地ほ場で,宮城県農業・園芸総合研究所花きチーム(以下,農園研)と,きく類の露地電照栽培現地試験のための定植を行いました。
電照栽培は,主に施設栽培で花の開花時期を調節するために用いられますが,一部の生産者は,きく類の需要期である8月お盆,9月お彼岸に合わせて開花させ,安定出荷するために露地栽培でも電照栽培に取り組んでいます。
南三陸町の小野花匠園でも,露地栽培のきく類を安定出荷するために,数年前から露地電照栽培に取り組んでいることから,技術の高度化に向けて農園研の現地試験ほ場として選定されました。
現地試験では,輪ぎく2品種,小ぎく6品種,スプレーぎく5品種の合計13品種に赤色LEDランプで電照を行い,需要期に安定して出荷できる品種を選抜することを目的としています。
普及センターでは,農園研との連携調査研究に位置づけ,当地域の電照栽培に適した品種選抜を支援していきます。
<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606