令和4年5月10日に東松島市の有限会社「アグリードなるせ」において,子実用とうもろこしの播種が行われました。子実用とうもろこしは,国産飼料自給率の向上や耕畜連携を促進できる新たな土地利用型作物として注目されています。「アグリードなるせ」では,昨年度1haだった作付面積を今年度は10haに増やして取り組みます。当日は好天に恵まれ,自動操舵機能がついたトラクタに真空播種機を装着して,10a当たり7,500粒の種子を,9km/s弱の速度で深さ4cmの位置にまいていきました。播種後は,出芽率を向上させるために,ケンブリッジローラーによる鎮圧を行っていました。収穫後の生産物は,飼料会社に出荷する予定となっています。当普及センターでは,管内の先行事例として生育状況を観察していく予定にしています。
播種作業 播種後の鎮圧作業
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
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