4月26日(火)に仙台小ねぎ部会の現地検討会が開催されました。現在の主力品種の種子の供給不足が昨年から懸念されており,今回は種苗メーカーの育種担当者を招き代替候補品種の特性や高温期に向けた管理について研修が行われました。
会場となった生産者のハウスでは,代替候補の品種が作付けされており,生育ステージごとの灌水管理や追肥のタイミングなど,コロナ禍で部会員が集まる機会が少なく久しぶりの検討会だったこともあり熱心に意見交換が行われました。
普及センターからは,各部会員の土壌分析結果を基に有機物施用の重要性について情報提供しました。JAで生産している廃菌床堆肥の積極的な施用と,長期連作により全窒素が増加し炭素率が低下している土壌には緑肥の作付けを勧めています。
普及センターでは,重点活動として小ねぎの連作障害対策に取り組んでおり,引き続き土作りなどの技術支援を行っていきます。
<問い合わせ先>
美里農業改良普及センター 先進技術班 TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225