宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

水稲優良品種決定現地調査ほの田植え作業を行いました。

2022年05月19日 15時44分35秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

 宮城県の水稲作付面積は約6万5千ha(令和3年産)と,全国でも北海道,新潟県,秋田県に次いで4番目の規模となっています。このように,本県農業の中で重要な位置を占めているため,食のスタイルの変化による需要の多様化,環境の変化などに応じ,県内での栽培に適した品種を選定していく必要があります。

 このため,宮城県では,県内で推進する主要農作物(稲・麦類・大豆)の優良な品種(優良品種)を決定しています。その選定のためには,実際にその品種の栽培特性を県内各地で確認する必要があるため,試験場のほか各普及センター管内にも栽培ほ場を設置し,連携して調査を実施しています。

本年度は令和4年5月16日に,現地調査ほ場で4品種の田植え作業を行いました。今後,病害虫発生状況,生育量,生育ステージや収量・品質を基準品種の「ひとめぼれ」と比較しながら,その有用性を判定していきます。

 宮城県では,現地の農家の皆様と協力しながら,時代と地域に適した品種の選定を行っていきます。

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069,FAX:0226-22-1606


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今年も元気に育成牛が放されました。-気仙沼市本吉放牧場-

2022年05月19日 09時08分03秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 気仙沼市本吉放牧場は昭和44年の開牧以来,福島第一原子力発電所事故に対応した草地除染の取組時期を除き放牧事業を実施してきました。今年度も地域の酪農家から預託された約70頭の乳用牛が,放牧地に元気に放されました。毎年行われていた入牧式・獣魂祭が新型コロナウイルス感染症の蔓延防止のため,今年も中止となりましたが,管理主体である農事組合法人モーランドでは,広い放牧場で牛が運動することにより,預託農家の期待に応えられる足腰の丈夫な牛となって農家のもとへ返せるよう大事に管理したいと意気込んでいます。
 なお,放牧場に併設されている『モーランド・本吉』には,動物とのふれあいや乳製品加工体験施設,美味しい牛乳が飲めるレストランもあり,気仙沼・本吉地域の酪農・畜産をPRする拠点施設となっています。

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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