令和6年1月18日に大河原管内で、仙南農業士会視察研修会と交流会が開催されました。
今年度は、仙南農業士会会員のうち、青年農業士の経営をメインに視察しました。
視察先は、丸森町のはるはなファーム株式会社、角田市の株式会社岸浪園、角田市の合資会社ばば農場の3経営体です。
はるはなファーム株式会社と株式会社岸浪園は、花苗生産を行っている法人です。
両法人とも地域の方を中心に雇用しており、栽培管理マニュアルの整備やデジタル化による管理の省力化を行っています。
合資会社ばば農場は、肉用牛(繁殖・肥育)と水稲生産を行っており、亘理町、山元町、角田市、福島県の耕種農家と耕畜連携活動を行っています。
また、おからを原料とした自給飼料の調製も行い、経費削減に努めています。
参加した農業士会員は、効率的な生産管理の手法や、従業員に配慮した雇用環境の整備、異なる経営部門の農家との連携方法について学んでいました。参加者の多くは、水稲農家と酪農・肥育農家でしたが、同じ地域の先進的な経営体から刺激を受けた様子でした。
参加者からは、「同じ管内でも見る機会がなかった経営体の視察ができて勉強になった」、「農業士会のイベントでなかなか会えない会員もいるが、こういった機会に会えてよかった」とコメントがありました。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第一班
TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138