加美町の薬莱山にある「やくらい土産センター・山の幸センター」は農事組合法人やくらい土産センターさんちゃん会が運営する農産物直売所で、平成6年のスタート以来、中山間地である当地域の活性化に寄与してきました。しかし、ここ数年、販売面等での課題が見られることから、普及センターと加美町では経営改善に向けた様々な支援を行っています。
去る令和6年6月25日には22回目となる通常総会が開催され、令和5年度は夏の高温・少雨などの異常気象による生産物の減少など厳しい状況であったものの、平成27年以降減少傾向にあった販売額が増加に転じたこと、光熱費をはじめとした諸経費の値上がりなど依然厳しい状況にあるが、今年度は、組合員一丸となって目標である販売額2億円の達成に向かって取り組んでいく等の決意表明がありました。また、役員の改選も行われ、新たに2名の若い役員が誕生し、課題の1つであった経営陣の若返りが図られました。
閉会後は「やくらい土産センタ-さんちゃん会・経営の現状と課題について」と題して、すずき労務経営コンサルタンツの鈴木中小企業診断士から、経営概況、財務状況、今後の課題について御講演いただきました。
普及センターでは、今後も中山間地農業の拠点となっている農産物直売所やくらい土産センターの発展のため、様々な支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910