令和6年11月26日(火)に、七ヶ宿町において「RTK活用による補助暗渠施工実演会」が開催されました。当管内では、園芸作物を栽培する上でほ場の排水対策が課題となっており、補助暗渠を導入することで今後栽培する作物のさらなる生育改善が見込まれます。
実演会は農業者や関係機関など約60名が参加し、七ヶ宿町、ヤンマーアグリジャパン株式会社、宮城県農業・園芸総合研究所の協力のもと、カットドレーン(穿孔暗渠機)及びカットブレーカー(全層心土破砕機)による補助暗渠施工が実演されました。カットブレーカーは、RTK(衛星測位情報を利用して位置情報の精度を上げる技術)の自動操舵システムを用いたトラクターにより施工が行われました。出席者からは、けん引するトラクターの馬力や施工する方向等の具体的な質問が出され、個人農家でも取り組みやすい補助暗渠の施工に興味を示していました。
普及センターでは、今後も管内におけるスマート農業の導入や排水対策等による作物の生育改善に向け支援してまいります。
↑ 実演会の説明の様子
↑ 機械の説明の様子
↑ カットブレーカーの走行の様子
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第一班
TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138