石巻市の令和4年度石巻市再生可能エネルギーを活用した低コスト陸上養殖実証調査において,宮城大学で実施しているウニ陸上養殖試験について,パプリカの葉で陸上飼育したウニの試食会が開催されました。
石巻の浜ではウニが大量発生し磯焼けの原因となる事例が起き,ウニの駆除が行われています。駆除したウニと地域資源を活用して陸上飼育できないかと,農業と水産の関係機関で打ち合わせが行われてきました。そこで,普及センターから管内大規模施設で栽培されているパプリカの葉を餌として活用できないかと提案したことから今回の飼育試験が始まりました。パプリカ栽培では,芽かきが行われ,葉は廃棄され,堆肥等に活用されています。
普及センターでは本試験に対して,パプリカ栽培法人の(株)デ・リーフデ北上及び大川との調整や,試験に使うパプリカの葉の収集についての支援を行いました。
宮城大学の報告によると,身入りの少ない駆除ウニにパプリカの葉を2か月程度与えると,出荷目安となる身入りとなったそうです。
試食会では,(株)デ・リーフデ大川のカフェ部門「リーフデ・テラス」でウニご飯とウニをしょうゆやバターであえたウニパスタが提供されました。参加者からは通常販売されるウニと比較して味はそん色ないのではないかとの意見も聞かれました。
今後,宮城大学では需要調査や,石巻市の民間業者と提携する形で実証栽培を目指す予定で地域資源が有効活用されるよう今後も普及センターで支援していきます。
リーフデテラスで展示飼育中の駆除ウニ
石巻の浜ではウニが大量発生し磯焼けの原因となる事例が起き,ウニの駆除が行われています。駆除したウニと地域資源を活用して陸上飼育できないかと,農業と水産の関係機関で打ち合わせが行われてきました。そこで,普及センターから管内大規模施設で栽培されているパプリカの葉を餌として活用できないかと提案したことから今回の飼育試験が始まりました。パプリカ栽培では,芽かきが行われ,葉は廃棄され,堆肥等に活用されています。
普及センターでは本試験に対して,パプリカ栽培法人の(株)デ・リーフデ北上及び大川との調整や,試験に使うパプリカの葉の収集についての支援を行いました。
宮城大学の報告によると,身入りの少ない駆除ウニにパプリカの葉を2か月程度与えると,出荷目安となる身入りとなったそうです。
試食会では,(株)デ・リーフデ大川のカフェ部門「リーフデ・テラス」でウニご飯とウニをしょうゆやバターであえたウニパスタが提供されました。参加者からは通常販売されるウニと比較して味はそん色ないのではないかとの意見も聞かれました。
今後,宮城大学では需要調査や,石巻市の民間業者と提携する形で実証栽培を目指す予定で地域資源が有効活用されるよう今後も普及センターで支援していきます。
リーフデテラスで展示飼育中の駆除ウニ