令和元年8月1日,JAいしのまきセリ部会主催の現地検討会が開催されました。宮城県は,せりの生産量が日本で一番多く,石巻市河北地区は名取市に次ぐ産地となっています。 現地検討会には部会員9名が参加し,各ほ場を巡回しながら栽培管理,病害虫管理について検討を行いました。7月の低温,曇天によりほ場によって軟弱徒長気味の株がみられ,これからの高温で葉焼けが発生する危険があり,高温対策の要である水管理について参加者達は積極的に意見交換をしていました。栽培している品種は「飯野川在来」,「みやぎVWD-1号」,「島根みどり」です。現在の状況は5月下旬頃に地上部を全面刈り込みを行い,種となるランナーの発生・伸長を促しているところです。巡回の際,これからの防除対象となるモトグロヒラタマルハキバガ(シンクイムシ)やアブラムシ等の食害や寄生が確認されたため,農薬散布を実施するよう助言しました。本格的に栽培が始まるので生産者一同いっそう良質な河北せりの生産を頑張ると意気込んでいました。
<連絡先> 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第2班 TEL:0225-95-1435 FAX:0225-95-2999