美里町の「北浦梨」は大正時代から続く特産品で、県内有数の日本なし産地です。
JA新みやぎ北浦梨部会(部会員35人)は、令和6年産の高品質な果実生産に向けて、12月6日にせん定講習会を開催しました。
今年は実践編として利府町の日本なし生産者・引地龍夫氏を講師に招いて開催し、部会員18人が参加しました。
初めに「幸水」をせん定し、その後「あきづき」のせん定を行いました。講習会の会場の樹園地は「幸水」・「あきづき」ともに花芽の着生が良好であったことから、2~3年利用した結果枝を一気に更新することとし、せん定の実技演習を行いました。また、主枝・亜主枝・結果枝の先端の処理について、樹勢や果実生育・品質の観点を踏まえて助言をいただきました。
参加した部会員からは「主枝・亜主枝の先端部は勢いを保つための処理を行っていたが、結果枝は意識していなかったため、取り入れたい」との声や「枝を誘引する際、弓なりにならないコツがわかった」といった声が聞かれるなど、有意義な研修となりました。
普及センターでは、今後も「北浦梨」の安定生産に向けて部会活動を支援していきます。
<問合せ先>
美里農業改良普及センター 先進技術班 TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225