宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

夏・秋まき野菜講習会を開催しました!

2013年08月12日 14時47分34秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 平成25年7月24日,気仙沼市高前田地区で夏・秋まき野菜(だいこん,はくさい,キャベツ,ブロッコリー,こまつな)の栽培講習会を開催しました。各作物ごとに土作り,は種及び主な病害虫対策について解説しました。特に土作りについては,適切な施肥管理や高畝によって水はけを良くすることで病気の予防にもつながることを説明しました。
 今回は,30名近くの参加があり,連作障害・登録農薬などの質問や,土壌分析の要望も出されるなど,栽培の意気込みも高まっているようです。
普及センターでは,今作の収量増を目指し適宜アドバイスしていくとともに,来年春以降についても講習会などを通して地域農業の発展に貢献できるよう活動していきます。


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集落農園で子供達がそばの種まきを体験しました!

2013年08月12日 11時39分27秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 登米市東和町米谷地区は,特定農山村法の指定となっている中山間地域です。県ではこのような地域の活性化を目指し,中山間地域総合整備事業において,農業者と消費者の交流スペースとして集落農園を整備しました。現在は,地域の活性化を目的に住民19人で組織された「ろくしち活性化委員会」が主体となり,野菜類やもち米が栽培されています。普及センターでは,当委員会をプロジェクト活動の対象とし,栽培や地域づくりを支援しています。
 夏休み中の地域の子供達に農業体験をしてもらおうと,活性化委員会では,平成25年8月5日に集落農園を会場としてイベントを開催しました。子供達は会員に指導を受けながら,そばの種まきや夏野菜の収穫,周辺の散策を行いました。多くの子供達がそばの種を見るのは初めてで,興味津々で種まきに取り組んでいました。農園の近くにはみやぎの自然100選に選ばれている「三滝堂ふれあい公園」もあり,豊かな自然を散策しながら,地域の成り立ちや,三滝堂にまつわる昔話も聞くことができました。
 普及センターでは今後も農村地域の活性化を目指し,継続して地域づくり活動を支援してまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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「女性農業者のためのステップアップ講座 第2回農産加工研修会」を開催

2013年08月12日 11時33分33秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 平成25年8月1日に登米市内の若手女性農業者を対象に,農産加工研修会を開催しました。この研修会は,今後の登米農業を担う女性農業者を育成するために企画し,本年度2回目の取組みです。
 今回は登米合同庁舎の小実験室を会場に,普及指導協力委員の佐藤豊子氏を講師として,漬物作りの講習を行いました。夏野菜を美味しく,美しく漬けるというテーマで,「きゅうりのキムチ漬け」や「なすの即席辛し漬け」のほか,「キャベツの重ね漬け」にも挑戦しました。「きゅうりのキムチ漬け」は唐辛子がピリリと効いた大人の味に仕上がりました。「なすの即席辛し漬け」は短時間で手軽に完成し,「キャベツの重ね漬け」も彩り鮮やかで,「来客時のもう一品」にできそうな漬物となりました。講習後には,佐藤先生からきゅうりとなすの塩漬のポイントについても説明していただきました。
 普及センターでは今後も研修会等を開催し,女性農業者の資質向上に継続して取り組んでまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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「大人気商品を生み出す秘訣は?」亘理地区農村生活研究グループ連絡協議会移動研修会

2013年08月09日 11時49分38秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 梅雨の晴れ間の7月9日に亘理地区農村生活研究グループ連絡協議会の移動研修会を行いました。会員26名と関係機関担当者5名を乗せたバスは山形県東村山郡へ。「山形のだし」の全国ブームを巻き起こすのに一役買ったという「ふきちゃん本舗」の高橋富貴子さんに,「定番から創作へ -旬の素材を生かした漬けものづくり-」と題して講演いただきました。参加した会員からは,オクラを漬ける前の処理は?という質問がありましたが,答えは「企業秘密!?」。野菜を見るといつでも「これはどうやったらおいしい漬物になるか」考えているという富貴子さん。40種類以上のレシピを持っているとのことです。どんな野菜も漬物になり得ることを知った参加した会員からは,「わたしもやってみよう」という声がたくさん聞こえる研修会となりました。

 普及センターは,今後も農業を元気にする女性の活動を支援していきます。

連絡先 亘理農業改良普及センター 地域農業班 TEL 0223-34-1141


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和牛改良組合通常総会と併せてミニ講演会を実施しました

2013年08月09日 09時12分47秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 平成25年7月12日,26日に普及センター管内3和牛改良組合の通常総会が開かれました。
 総会後,利用可能となった牧草等と肉用牛に係る新しい遺伝性疾患についてミニ講演会を開催し,以下のポイントについて解説しました。
①利用解除となった畦畔草等利用の注意点
昨年度から2年かけて管内全繁殖農家の利用畦畔草を測定し,ようやく利用可能となりました。ただし,苔,ワラビ,シダの混入や放射性物質が集まりやすい地形のところでの利用は避けるようにする。
 ②利用可能となった牧草・畦畔草を給与した後の牛の廃用について
  給与可能の牧草等でも,牛肉の放射性セシウムが100Bq/㎏を超える場合があるので,廃用出荷する際には計画的な飼い直しを行う。
 ③新しい遺伝性疾患「IARS異常症」について
  雌牛に保因の可能性がある場合は,保因種雄牛の交配を避ける。
各会場とも参加者は,注意点などを確認しながら真剣に今後の飼養管理について考える機会となったようです。
 普及センターでは,今後も安全な畜産物生産を支援して行きます。


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公共牧場で放牧再開に向け,生体検査を実施しました

2013年08月09日 09時06分55秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

気仙沼市営放牧場モーランド・本吉では,除染後の牧草検査により利用可能となった牧区に放牧する準備を始めています。
平成25年7月24日,関係機関(市,モーランド,家保,普及センター)で協議し,放牧再開に向け以下の調査を行うことにしました。
 ①各牧区の牧草中放射性セシウム濃度の測定
定点で番草毎に放射性物質検査を行い,モニタリングしていきます。
 ②衛生検査,体測時に生体検査の実施
  月一回の衛生検査の際,スペクトルサーベイメータで放射性セシウム濃度を類推するため生体検査を行います。
  ※生体検査の方法は,牛の頸部に30秒間検出器を密着させて放射線計数率(CPS)を測定するものです。
 平成25年8月1日,第一回の生体検査を実施しました。通常の衛生検査より約1時間多く掛かりましたが計画どおり測定することができました。
 普及センターでは,県内の公共牧場で乳牛を放牧するのは,初めてとなるので各種データを取りながら,安全な畜産物生産を支援して行きます。


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赤色LEDランプを利用したキク電照栽培の現地検討会を開催しました

2013年08月08日 11時25分23秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成25年8月日,南三陸町復興組合「華」のハウスで実証試験を開始した赤色LEDランプによるキク電照栽培の現地検討会を開催しました。「華」の組合員,農業振興課,農業・園芸総合研究所,町及び農協の関係者に対して,調査計画等を説明し,現地でランプの設置状況と点灯時の様子を確認しました。
 実際にランプを点灯した時には,参加者から「既存の電球ソケットがそのまま使えるのは便利だ。」「赤い直線的な光だ。」等の声も聞かれ,既存光源である白熱電球や電球型蛍光ランプとの違いを実感した様子でした。
 
光源に赤色LEDを用いた場合の花芽分化抑制効果は,既に試験研究機関で確認されていて,他県のキク産地では現地導入が始まっています。
 
LEDの省消費電力,長寿命という特徴から新しい光源としての期待が高まりますが,十分な光強度や照射の均一性が確保できるか等,導入する前に確認すべき課題が幾つかあります。これらの課題を現地実証をとおして検討していく計画です。

 

<連絡先>

宮城県本吉農業改良普及センター 先進技術班

988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子202 
電話 0226-29-6044


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石巻地域 第1回キャリアアップ講座を開催

2013年08月08日 09時15分29秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成25年7月10日,農産物の高付加価値化と有効利用の取り組みについて勉強しようと,管内女性農業者を対象に,塩竃市の株式会社ENFANを視察先に研修会を開催しました。当日は,若手女性農業者グループ「ベジ☆Hope」の会員を中心に7名の参加がありました。

 「野菜ジェラート専門店えんふぁん。」が販売する,県内野菜を利用した野菜ジェラート「なるこりんの野菜ジェラート」について野菜ジェラート開発担当であり野菜ソムリエでもある三浦英里子氏を講師に,なぜ野菜に興味をもったのか,商品開発から販売までどのように進めてきたのかエピソードを交えながら説明していただきました。さらに,今後の事業計画についても話をいただき,参加者は壮大な内容に驚きながらその行動力・計画力に惹きつけられていました。

 現在,店舗の都合上,土日を中心に営業しているとのことで,視察日はジェラートの種類は多くはありませんでしたが,大崎市産のパプリカやトマト,ブルーベリーなど6種類ほどあり,野菜の味の濃さに驚きながら全種類を堪能しました。

 途中,農家さんの野菜持ち込みで受託加工も行っていることを聞いた参加者から「きゅうりでジェラートはできるのか」と質問があり笑いがおこる場面もありました(回答は加工の仕方で不可能ではないとのこと)。

 普及センターでは,農産物の高付加価値販売技術の習得と女性農業者の経営参画に向け今後も支援を続けていく予定です。

問い合わせ

石巻農業改良改良普及センター 地域農業班  TEL:0225-95-1435


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根白石果樹生産組合りんご現地検討会

2013年08月06日 13時16分31秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 仙台市泉区のりんご生産者11名で構成される根白石果樹生産組合が毎年夏に実施している現地検討会が7月30日に開催されました。
 当日は9名の参加があり,普及センター職員を講師に参加者のほ場を全員で巡回しながら各々の夏期管理の状況や病害虫の発生状況の確認を行いました。
 今年は4月下旬から5月上旬にかけての低温や5月の少雨の影響で生育の遅れが心配されましたが,果実肥大はほぼ平年並みとなっており,このところの長雨の影響で斑点落葉病の発生が若干多いものの,褐斑病やハダニ類などの特に問題となる病害虫の発生もなく,着果量も平年並み程度となっているため,現段階ではほぼ平年作が期待されます。
 普及センターからは

・今後の管理について
・気象予想と病害虫の発生予想について

等の指導を行いました。
 普及センターでは今後も根白石果樹生産組合の技術向上を支援していきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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野菜・花きの害虫防除研修会

2013年08月06日 11時56分27秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成25年7月24日に仙台市農業園芸センターにおいて,野菜・花きの害虫防除研修会~オオタバコガ,コナジラミ類,アザミウマ類を知り,効率的に防除しよう!~を開催しました。
 今回の研修会は,農業・園芸総合研究所の増田総括研究員を講師に招き,近年野菜や花きの害虫被害が日常化しているオオタバコガ,コナジラミ類,アザミウマ類の生態を知り,効率的に防除を行い,被害を最小限に食い止めることを目的に開催したものです。
  オオタバコガは年間に数回の被害が出ており,9月以降は必ずいると思った方が良いこと,アザミウマ類やコナジラミ類は,ウイルスや病気を媒介することがあるので注意が必要なことなどの話しをいただきました。また,温暖化が進んでいるらしく,西南暖地にいる虫が農園研で確認されているため,今後新たな害虫発生の懸念があることも話していただきました。
 参加者からは多くの質問があり,大変関心が高い様子でした。
 今後も各種研修会を通して,園芸関係の生産振興を支援していきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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