宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

サワールージュ加工講習会が開催されました。

2014年10月24日 10時21分04秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
平成26年10月9日,JA南三陸果樹生産部会主催で,気仙沼市の斉吉商店レンタルキッチンを会場に,みやぎオリジナルりんご品種サワールージュを使った加工品開発のための講習会が開催されました。
サワールージュは,酸味が強く,お菓子の材料に適したりんごです。管内では果樹生産部会員12戸が栽培に取り組んでおり,収穫は9月下旬から10月上旬です。
当日は,果樹生産部会部会員,加工部会員および市内のコーヒー店従業員の12名が参加しました。講師には,大崎市美里町の伏見豆腐店スイーツ担当で野菜ソムリエの勝又千枝先生にお願いしました。
実習は,ジャム,焼きりんご,コンポート,リーフアップルパイ,豚肉のソテーのジャム添えを作り,調理方法を習得しました。講師が持参したサワールージュ,ふじ,ひめかみ,つがるのジャムとチップスを食べ比べた結果,サワールージュのジャムが,酸味があり,皮を入れることで赤色となり,たいへん好評でした。
普及センターでは,加工部会や地元のお菓子屋さんでのサワールージュの加工品開発について支援していきます。


左からサワールージュ,ふじ、つがる、ひめかみのジャム

<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 先進技術班
〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
TEL:0226-29-6044


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石巻市立蛇田小学校で「蛇田んぼ(へびたんぼ)」事前学習会が開催されました。

2014年10月23日 17時36分05秒 | その他
 石巻市立蛇田小学校では,5年生113名が「総合的な学習の時間」において,「蛇田んぼ(もち米の田植えや稲刈り等)」や,「バケツ稲(バケツで稲を種もみから育てる)」といった,稲の栽培に取り組んでいます。子供たちが5月30日に手植えした田んぼの稲刈り体験が10月23日に予定されており,それに先立ち,10月21日に事前学習会が行われました。
 普及センターからは,稲の栽培方法の復習や稲の収穫からお米になるまでの説明を行いました。子供たちは,蛇田んぼやバケツ稲のまとめ発表に向けて勉強を進めていて,田植え前の事前学習会以上に集中して話を聞いていました。熱心にメモをとる生徒,積極的に質問する生徒も見られました。また,子供達に,田植え前に行われる作業である「耕起(土を掘り起こして耕す)」及び「代かき(耕起後に田んぼに水を張り,さらに土を砕いてかきならす)」についての問題を出しましたが,残念ながら約半数の子供が耕起と代かきを混同していました。今回の事前学習は,子供たちがまとめ発表に向けて稲の栽培方法を復習するよい機会となりました。
 これからも普及センターでは子供の農業体験の支援を続けていきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター
 先進技術第一班
 TEL:0225-95-7612
 FAX:0225-95-2999

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自家産牛乳100%使用「小さな牧場の牛乳」販売開始!

2014年10月23日 11時20分40秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 栗原市一迫地区で常時搾乳牛約50頭の酪農を営む(有)小山牧場では,9月より生乳処理施設が本格稼働し,自家産の生乳100%を使用した「小さな牧場の牛乳」の販売を始めました。
 (有)小山牧場は平成9年より牛乳の消費拡大のために牛乳の宅配を行っており,平成19年には,アイスクリームを製造販売する「あいすむら」を開店しました。さらに6次産業を進めるため,平成25年にアグリビジネス経営基盤強化整備事業を活用して県内2例目となる生乳処理施設を「あいすむら」敷地内に建設しました。
 これにより,酪農家自慢の健康な牛から作ったおいしい牛乳を直接お客様に届けることができるようになりました。「あいすむら」は国道398号を西に向かい,花山へ行く途中にありますので,是非お立ち寄り下さい。
 普及センターでは今後も6次産業化に向けた取組を支援してまいります。


宮城県栗原農業改良普及センター
先進技術班   
TEL:0228-22-9437
FAX:0228-22-5795・6144

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登米市農産物大健闘!!

2014年10月23日 08時51分55秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
平成26年度宮城県農林産物・花き品評会が,10月18日(土)~19日(日)に,宮城県庁(仙台市)において開催されました。県内各地から,552点(農林産物357点,花き195点)が出品されました。登米市からは58点(農産物39点,花き19点)が出品され,計8点が入賞しました。玄米部門ではササニシキを出品された登米市豊里町の2農家が,それぞれ農林水産大臣賞・宮城県知事賞(1等),宮城県農業協同組合中央会長賞・宮城県知事賞(2等)を受賞されました。また,果実部門ではりんごを出品された登米市中田町の農家が農林水産大臣賞・宮城県知事賞(1等)を受賞されました。

 今年も多くの優れた農産物が出品され,各種受賞により登米産農産物の良さをPRする事ができました。






〈連絡先〉
 宮城県登米農業改良普及センター
  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-8603
  FAX:0220-22-7522

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搾りたて!!~琥珀色に輝く「えごま油」~

2014年10月21日 17時38分21秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
<本文>
 色麻町では,昔から自家用に「えごま」が栽培されてきました。町では地域特例作物として「えごま」の生産振興を図っており,本年度も25ヘクタールが作付されています。また,町内では菓子や油等の加工品が開発・販売されています。
 色麻町えごま栽培推進協議会(えごま生産者及び町,普及センター等で構成)では,えごま栽培技術の習得,品質及び生産性の向上を図るため,栽培講習会や現地検討会,生育調査を行っていますが,今年は調製技術研修と県事業で導入した搾油機のデモンストレーションが行われました。
 研修では,唐箕(とうみ)操作と水洗いを実演し「水洗いは深さのある大きな容器を使って行うことで細かい土砂まで取り除くことができる。」と講師を務めた早坂静夫会長は会員に実践を呼びかけました。
 えごま油の独特の薫りが苦手という話も聞きますが,デモンストレーションで搾油したえごま油をスプーン1杯ずつ試飲し,焙煎したての薫り高いえごま油を参加者全員で堪能しました。 今回の研修は,生産物への責任を自覚するとともに,えごま油の魅力を再発見する良い機会となりました。
 普及センターでは,引き続きえごまの生産振興を関係機関と連携し支援してまいります。
 






<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910

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素材を活かした6次化への兆し~収穫間近の高城ごぼう~

2014年10月21日 17時31分35秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
<本文>
 色麻町下高城地区では,軟らかさが評判の「高城ごぼう」が収穫時期を迎えました。その人気は秋まつりでも即完売することが物語っています。
 普及センターでは,「高城ごぼう」と「長にんじん」の生産拡大へ向けて,厨房機器メーカーの協力のもと農産加工勉強会を開催し,スチームコンベクションオーブンや真空包装機等を使用して,「ごぼうごはんの素」やお菓子等8品を試作検討しました。
 メーカーの指導者から,商品化にあたっては大量生産には無い「こだわり・本物志向」で勝負することが必要で,「どこ」で「誰に」販売するかを良く検討すること等のアドバイスをいただきました。
 参加した「農事組合法人下高城ふぁあむ」の女性農業者は,厨房機器の特徴や使用法の説明を受け,実際に操作することで加工の作業工程を体感できました。法人が水稲と大豆を基幹としながらも,「+α(プラスアルファ)」として6次化へチャレンジする兆しが感じられた勉強会となりました。
 普及センターでは,継続して法人への園芸品目の定着や経営の多角化を支援をしてまいります。


<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910

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丸森地区花卉部会菊類親株管理講習会並びに品種検討会が開催されました

2014年10月20日 14時27分10秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 10月9日(木)にJAみやぎ仙南丸森地区花卉部会が菊類親株管理講習会並びに品種検討会を開催しました。

 菊類親株管理講習会では,普及センターから,親株の選抜やウイロイド対策のための管理スケジュールや伏せ込み前の土壌分析など親株を伏せ込むに当たっての留意点や今後の管理について説明しました。続いて,部会長から小菊の次年度栽培品種選定に当たっての留意点について説明がありました。

 参加者は,今後の管理や導入品種について積極的に質問していました。丸森地区花卉部会では,小菊苗の安定生産のため,今年の親株から共同育苗することが決まり,小菊産地として生産が拡大していくことが期待されます。

 普及センターでは,プロジェクト課題として今後も丸森の小菊産地の育成を支援していきます。


親株管理講習会の様子

〈連絡先〉
 宮城県大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
  TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138 

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みやぎ農業未来塾「ステップアップスクール」開催

2014年10月20日 14時20分34秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成26年10月9日,若い農業の担い手の資質向上を図るため,みやぎ農業未来塾「ステップアップスクール」を開催しました。
 当日は管内の新規就農者や就農希望者13名が参加し,村田町のボンディファームと仙台市太白区の株式会社ベジランド佐藤を視察し,就農動機や経営理念,経営戦略等について学びました。
 ボンディファームでは栽培のこだわりや品質向上のための試行錯誤の過程等について,(株)ベジランド佐藤では法人化した経緯や今後の生産・販売方針等についてお話をいただきました。経営体によって大きく異なる経営戦略を知り,実際に生産ほ場と生産物に触れることは,改めて自らの経営を考える良い機会になったようでした。
 今後も仙台農業改良普及センターでは,若い農業の担い手の定着促進に向けた支援を行っていきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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亘理地域農業普及活動の中間検討会を開催しました

2014年10月17日 17時42分35秒 | その他
亘理農業改良普及センターでは,プロジェクト課題として取り組んでいる「震災後の農業復興」や「新たな園芸産地づくり」などを進めるため,9月3日に普及活動中間検討会を開催しました。
当日は,消費者,商工業団体,農業法人,女性農業者の他,関係機関・団体から10名の委員の方々の出席を得,本年度取り組んでいる6課題のうち,「津波被災地を牽引する営農組織の体制整備」,「いちじくの特色ある産地づくり」の2つの課題について,活動現場の視察を行うとともに,活動の成果や課題について検討しました。
震災後設立された農業法人への支援については,1年間の経営の実績,組織運営や後継者育成など,新たに見えてきた課題を明らかにしながら支援を行っていることを説明し,委員からは「法人化して間もない組織が多く,新規部門としての園芸部門は始まったばかりである。経営の成果は1~2年では出せないので,支援を継続してほしい。」などの要望が出されました。また,「いちじく」については,生食に適した新品種の特性や栽培状況を説明し,委員からは「高齢者でも栽培可能であり,新たな特産品としても期待できる」などの意見をいただきました。
普及センターでは,今回出された要望や意見を活かしながら,地域農業の振興に取り組んでまいります。

連絡先 亘理農業改良普及センター 地域農業班
     TEL 0223-34-1141
     FAX 0223-34-1143

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平成27年産 小麦栽培講習会を開催

2014年10月11日 17時05分57秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 稲刈りもまだほとんど始まっていない9月上旬から、早くも平成27年産の小麦栽培講習会が、JAみどりの南郷、田尻、鹿島台営農センターで開催されました。管内は、めん用小麦のシラネコムギ420ha、パン用小麦のゆきちから約250haの計約670haを作付けする小麦生産地です。講習会では、10月中旬から播種が始まる平成27年産の小麦栽培に向けて、平成26年産小麦の収量・品質と栽培管理について振り返り、管理の留意点について確認しました。今年は、降雨による播種の遅れ、冬季間の低温により、生育量が平年を下回りました。春以降の高温多照により生育量は徐々に回復しましたが、管内全体で収量は平年を下回りました。平成27年産については、播種適期である10月下旬までに播種を完了させることで、越冬前から生育量を確保し、確実な収量増加につなげるよう指導しました。
 10月播種後から来年の夏の収穫まで、普及センターでは雑草対策や追肥、病害虫防除等の管理について継続的に指導し、高収量・高品質の小麦生産を支援していきます。

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター 先進技術班
  TEL 0229-32-3115  FAX 0229-32-2225


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