宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「親子で地域食材クッキング体験in気仙沼」を開催

2015年02月06日 08時52分47秒 | その他
平成27年1月27日,気仙沼市中央公民館で,「親子で地域食材クッキング体験in気仙沼」を開催しました。
定員10組に対し15組の参加があり,1歳前後の乳児が10人以上参加するという大変賑わいのある講習会となりました。
気仙沼市生活研究グループ連絡協議会のお母さんたちを講師として,講師の手作り地域食材「きな粉」と「干し柿」を用い,「きな粉あめ」と「干し柿のココア蒸しパン」作りに取り組みました。
 若いお母さんたちは,「きな粉あめ」が手作りできることや干し柿の新たなレシピに感嘆しながら,子供と一緒にお菓子作りができることを楽しんでいました。また,実食では,農家のお母さんたちの知恵・技術を学ぼうと,積極的に交流する姿が見られました。
普及センターは,今後も農産加工技術の向上や,アグリウーマンの人材発掘・育成を支援していきます。

<連絡先>
本吉農業改良普及センター 地域農業班
〒988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子20-2 電話 0226-29-6044

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売れるコメ作りめざして~JA稲作部会総合検討会開催~

2015年02月04日 10時59分45秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
平成27年1月28日,「JAいしのまき稲作部会総合検討会」が石巻市「遊楽館」で開催されました。
 当日は,生産者や関係機関約80名が参加し,はじめに全農みやぎ米穀部から最新の米穀情勢について説明を受け,次に普及センター担当者から平成26年産水稲の作柄と次年度に向けた対策について説明しました。
 普及センターの調査結果では,平成26年は気温が高めに経過したことから籾数がやや多いものの,登熟中期の日照不足などから登熟歩合がやや低く,収量は平年並でした。また,登熟中期の日照不足の影響が懸念されたものの,玄米品質は比較的良好で,宮城県におけるうるち米の1等米比率は94%(平成26年11月末現在)と高くなっています。次年度に向けては,玄米品質の一層の向上に向けた対策として,計画的な播種作業や施肥管理,水管理について重点的に説明しました。
 その一方で,ほ場整備後20年以上ブロックローテーション方式による田畑輪換が行われている地区では,「収量が思ったほど高くなかった」との声も聞かれており,このような地区では乾田化や土壌養分の持ち出しにより地力が低下していることが懸念されます。そこで,今回の検討会では,古川農業試験場土壌肥料部・佐々木上席主任研究員から「石巻地域の地力・土づくり・コメづくりを考える」と題し,石巻地域の土壌分布や土づくりの必要性,適切な施肥管理について講義を受けました。参加者は,佐々木研究員の「土づくりは高温などの異常気象による被害軽減に繋がるが,地力が低下してからの土づくりには大変な労力と年月が必要」との話を熱心に聞いていました。
 普及センターでは,今後とも水稲収量・品質の安定確保に向け支援していきます。 

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
 TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999


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仙南農業士会女性農業士交流会を開催しました。

2015年02月03日 09時09分31秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
去る1月26日に仙南農業士会の女性会員や農業士のパートナー(家族)の研鑚や相互交流・連携を図るため,女性農業士交流会が普及センター職員を含め13名が参加して行われました。

当日は,大河原合同庁舎から蔵王町に向かい,まず株式会社ゼルコバドリーム(酪農の家族経営法人 平成26年1月設立)を視察しました。
代表取締役社長の村上利雄氏とその妻で指導農業士でもある取締役の村上智子氏やその家族である従業員から,酪農経営の概要や法人化の動機,平成27年度から開始しようとしている自家生乳を使用したヨーグルトの加工の計画・取組状況等についての話を伺いました。

その後,「Cafe&体験工房 杜空館」での昼食をとりながらの情報交換をはさみ,「産直市場みんな野」で新鮮で安全な特産物の直売所の視察をしました。




今回の交流会を通し,参加者は家族経営法人や加工,直売所についての研鑽や途中偶然話題になったイノシシの被害や対策などの情報交換も含め会員相互の交流が図られ,今後の活動の一助になったと思われます。
 
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

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石巻地区農村教育青年会議を開催しました

2015年02月03日 08時46分33秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成27年1月23日に宮城県石巻合同庁舎を会場にして,石巻4Hクラブ主催の石巻地区農村教育青年会議が開催されました。当会議は2月7日に開催される県農村教育青年会議に先だって行われたもので,来賓や審査員の方々から御意見をいただき,上位入賞できるような内容に仕上げていくことを目的としたものです。
 今年度は「農村青年の主張」で佐々木政樹さんが発表しました。佐々木さんは父が指導農業士を務める篤農家の三男として生まれ,宮城県農業大学校を卒業し平成25年に就農しました。佐々木家では長男も就農しており,父・兄・本人で農業に携わっています。佐々木さんは現在,父が役員を務める農業法人の社員として,土地利用型作物の機械のオペレーターとして働いております。就農するまでの間には,兄の存在や一般企業への就職など様々な場面に出くわしましたが,最終的に“農業がしたい“という気持ちが強くなり就農したとのことです。来賓や審査員からは,兄弟で就農していることへの思いの整理や起承転結を明確にした発表の工夫についてアドバイスをいただきました。
 また,「クラブ活動発表」では,今年度に行った石巻地区恒例の直売会に加え,特に県農村青年のつどいの担当地区連としての任務もありましたので,その活動内容について発表しました。審査員からは,石巻4Hクラブの特徴である団結力をアピールすべきではないかとの意見などもいただきましたので,2月7日の県農村教育青年会議に向けて内容の充実を図ってまいります。
 普及センターでは関係機関と連携して,若手農業者や新規就農者への支援等を継続し,地域農業の復興に取り組んでいきます。

〈連絡先〉宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班 TEL0225-95-1435

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丸森地区花卉部会の仙台花き市場視察研修会が開催されました

2015年02月02日 14時38分53秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援


1月23日(金)に,丸森地区花卉部会が仙台花き市場視察研修会を開催しました。この研修会は,部会が市場見学および市場との情報交換のために毎年行っているものです。はじめに部会長が「花の生産に関して厳しい状況が続いたが,今年はさらに良いものを作れるようにしたい。」と挨拶し,(株)仙台花卉からは「生産者の皆さんの意欲に期待している。今後は市場としても丸森産小ぎくの固定客を作っていきたい。」というお話がありました。 
続いて,参加者は他の産地の花がどのように出荷されているのか,市場の担当者の解説を聞きながら出荷状況や競りのようすを視察しました。 
その後,小売店等向けの花束の製造を行う(株)アジアナーセリーを視察し,使用している花束の調製結束機について説明を受けました。
丸森地区花卉部会では,今回から小ぎくの親株の共同育苗が始まり,更なる生産拡大へと動き出しています。普及センターでは,今後も丸森の小ぎく産地の育成を支援していきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

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女性のためのトルコギキョウ勉強会を開催しました

2015年02月02日 14時33分50秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援


1月22日(木)に,大河原合同庁舎で女性のためのトルコギキョウ勉強会を開催しました。これは,夫婦でトルコギキョウ栽培に取り組んでいる女性からの「自分も研修を受けたいが,男性ばかりで参加しづらい」という声に応えて企画したもので,柴田町・角田市・大河原町のトルコギキョウ生産者7名が出席しました。 
 勉強会では,普及センターがトルコギキョウ栽培の各段階について説明を行い,参加者は自らの管理状況と照らし合わせながら質問をしていました。今後も「作業が忙しい時期でなければまた参加したい」「今度は品種についての話も聞きたい」という声がありました。
最後に「この勉強会をとおして知り合った女性同志で誘いあわせて,花卉部会の検討会にも積極的に出席して欲しい」という呼びかけを行いました。
普及センターでは,生産者からの様々な要望に応えながら,今後とも仙南の花きの良品生産を支援していきます。


〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

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これからの土地利用型農業には必須!水稲直播技術研修会を開催

2015年02月02日 11時58分10秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 
 1月21日にJA名取岩沼美田園支店研修室において,普及センター主催の水稲直播技術研修会を開催しました。今年度は,現場の要望を受けて水稲直播栽培技術の普及に重点的に取り組み,調査ほの設置や現地検討会を実施し,情報の共有に努めてきました。今回の研修会はその締めくくりとして開催したものです。
 始めに,東北農業研究センター 大谷上席研究員より,名取市耕谷地区で現地実証をしている「プラウ耕と水稲乾田直播を核とした輪作体系」について講演を行いました。従来のロータリー代かき体系から,プラウ耕鎮圧体系に転換することで,畑作機械で水稲作業を実施できることで,コスト低減が可能になることに加え,水稲だけでなく麦や大豆も高収量を実現するというものです。
 さらに,普及センターからは直播水稲の生育経過について説明し,作業体系の違いや資材費の内容及び,コスト削減や作業分散の重要性について説明をしました。
最後に水稲直播栽培に取り組む生産者や研究者などをパネラーに,「水稲直播栽培のツボ」と題して討議を行いました。討議の中では,乾田直播は播種時期に幅を持たせることが可能であるため,作業分散に有効であると改めて確認し,稲作に直播栽培を導入し軽労化を図ることは,園芸品目を取り組む上で重要との発言があるなど,地域の実情を踏まえた活発な討議となりました。
普及センターでは,今後も水稲直播に関する技術指導を継続し,土地利用型経営体における経営安定化を目指して様々なニーズに対応していきます。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
 TEL 0223-34-1141
  FAX 0223-34-1143

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地元業者の米粉麺を使った焼きそばのメニュー化に向けて

2015年02月02日 11時38分54秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 平成27年1月27日に丸森町大内地区にある農産物直売所「いきいき交流センター大内」に隣接する「農村レストラン味の里」において,米粉麺を使った焼きそばについての研修会を開催しました。
使用した米粉麺は,丸森町にあるマルコー食品(株)が焼きそば用として開発中のものを使用し,フードコーディネーター早坂具美子先生を講師に,あんかけやソース味など3種類の焼きそばを試作しました。
 調理にあたっては,焼きそばに合った米粉麺の茹で方の工夫,手間を少なくする調理方法などについてアドバイスを受けました。また,惣菜として焼きそばを提供することも想定して「冷めてもおいしい焼きそば」も試作しました。
 施設管理組合の役員も加わって試食が行われ,今後,試作を重ねながら,イベントでの販売,レストランのメニュー化に向け取り組んでいくことになりました。
 なお,米粉麺焼きそばは,昨年9月に開催された「仙南うまいもの祭」に「いきいき交流センター大内」を含む管内の3か所の直売所が共同出店して好評だったこともあり,今回の研修会開催につながりました。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

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JAいしのまきのミニトマト講習会が開催されました

2015年02月02日 10時45分22秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 平成27年1月20日,いしのまき農協ミニトマト部会河北北上支部のミニトマト講習会がJAいしのまき大谷地支店にて開催されました。JAいしのまきは県内で最もミニトマトの作付が多く,その中でも河北北上支部は2番目の作付面積を占めることから,定期的な現地検討会や巡回指導会の開催のほか,目揃会,出荷反省会等の開催により,栽培状況や技術を相互検討しながら生産性の向上を図っています。
 講習会では始めに,㈱水沢種苗店の取締役統括部長本田氏より,連作障害を回避するための土壌改良資材や,畑地土壌の問題点と改善方法,接ぎ木の台木選びについて講習がありました。続いて普及センターから,病害虫防除の情報を提供しました。短期暴露評価の導入により農薬使用方法や適用範囲の縮小など農薬に関して動きが出てきていることを紹介し,特にミニトマトについては,アセフェート系の農薬が使用できなくなったことを周知しました。また今後も変更や見直しの可能性があるため,農薬の使用に当たっては,その都度最新の登録状況を確認するよう呼びかけました。
 参加者は,安定生産と収量・品質の向上に向けて,資材や台木の種類などについてメモを取りながら聞き入っていました。
 普及センターでは,ミニトマトの高接ぎ木の現地試験を計画しており,今後も安定生産に向けた支援を継続していきます。



<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター   先進技術第二班
 TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999

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