宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「ガーベラ省エネ技術実証現地検討会」を開催

2015年02月09日 16時27分30秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
平成27年1月22日,JAいしのまき桃生ガーベラ部会では,省エネ技術実証現地検討会を石巻市桃生地区で開催しました。関係機関を含めて9名が参加し,実証区のガーベラの生育状況について検討が行われました。
いちごで実用化されているテープヒーターをガーベラで局所加温することで,暖房コストの低減を図り,冬季の作期拡大を図ることを目的に実証試験が行われています。
現地実証をしている農研機構の稲本主任研究員を講師に,3月の需要期にむけて現在の生育状況について検討を行いました。生産者は,実証区の着蕾数が慣行区と比較してやや多くなっていることを確認していましたが,既存の加温方法に比較して設置にかかる労力やテープヒーターの耐久性等コスト高になることが課題となっています。
普及センターでは,今後も高品質のガーベラを生産できるよう関係機関と共に支援していきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 
先進技術班 
 TEL:0225-95-7612    FAX:0225-95-2999

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登米地域園芸特産振興研修会を開催しました

2015年02月09日 14時12分16秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 登米市のキャベツは「地中海キャベツ」ブランドの名で知られている県内一の産地です。しかし,近年では生産者の高齢化や重労働の作業により作付面積が減少傾向にあります。
 普及センターでは昨年度に引き続き,キャベツ栽培の軽労化を目的とした機械化一貫体系の実証をプロジェクト課題として取り組み,8月に「畝立同時施肥機」,「全自動移植機」,9月に「中耕培土機」,「ブームスプレーヤによる病害虫防除」,11月に「全自動収穫機による一斉収穫」の展示実証を行いました。その展示実証における成果報告と併せ「登米地域園芸特産振興研修会」を開催しました。
 機械化一貫体系導入による作業の軽労化,作業時間の短縮化は実証されましたが,機械導入のコスト,販売先の確保など様々な課題も浮かび上がりました。研修会では,園芸の専門農協として地域のけん引役として農業振興に携わる茨城中央園芸農業協同組合の専務である藤田氏,先端技術展開事業でキャベツ栽培の機械化一貫体系に取り組む岩沼市の農事組合法人林ライスの代表である田村氏を講師として招き,今後のキャベツ産地の方向性について,事例紹介も含めてご講演いただきました。JAみやぎ登米キャベツ部会,市場担当者の方も交えて行なったパネルディスカッションでは,今後の産地づくりについて意見を交わしました。今後も普及センターでは,産地活性化のための支援を続けていきます。



<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 
宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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