宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

適正施肥で小ねぎの収量アップを目指す

2015年02月12日 15時14分22秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 美里普及センター管内では小ねぎの周年栽培が行われており,「仙台小ねぎ」のブランド名で全国でも有数の産地となっています。
 今回は,JAみどりの仙台小ねぎ部会の活動の一環として普及センター職員が講師となり,土づくりや施肥に関する研修会を実施しました。
 まずpHや塩基飽和度などの土壌診断の各項目の意味と適正範囲について解説し,特に施肥と土壌病害の関連や,耕盤と生理障害および除塩効率の関係,土壌改良資材の多投によるリスク等,現状で課題となっている部分を合わせて説明しました。
 さらに,部会員個別に土壌診断結果に基づいた土壌改良と施肥のアドバイスを実施しました。各々の施肥履歴情報では,「ハイパーCDU」や「LPコート40」による窒素単肥施用が増えており,適正施肥の取組が拡がっていると感じました。また,ECが高い土壌が数件あり,対策として効果的なかん水除塩の方法について重点的に説明しました。
 今後も,普及センターでは,小ねぎ生産量のさらなる向上を目指し生産者の施肥管理技術向上を積極的に支援していきます。
<問い合わせ先>
 美里農業改良普及センター 先進技術班
TEL  0229-32-3115
FAX  0229-32-2225

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