宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

若手トマト生産者へ栽培講習会を開催しました。

2015年02月18日 17時48分03秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
平成26年7月から1月にかけて計6回にわたり,JAみやぎ仙南角田トマト部会の若手トマト生産者5名を対象にトマトの栽培講習会を開催してきました。講習会ではトマトの生態生理の基礎知識と栽培技術の修得を目指しました。

第1回では基礎的な栽培理論の説明を行い,現状の把握と目標を明確にイメージするために,チェックシートを使って各自の栽植密度や必要な1果房重を算出しました。その後,第2回では「播種から育苗までの栽培管理と地上部環境」,第3回では「根の働きと地下部環境」,第4回では「定植後の栽培管理と草勢の見かた」,第5回で各自のほ場の「土壌分析の結果の読み方と施肥設計」について説明し,討議しました。
全体を通して,参加者からは施設の日中の乾燥対策や,かいよう病などの病害対策についてなど,質問が多い非常に活発な栽培講習会となりました。

今後も普及センターでは組織のさらなる発展,知識及び技術向上のため支援していきます。




講習会風景


連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 
       TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地域農業を担う「農事組合法人ファーム七ヶ浜」が発足

2015年02月18日 15時02分32秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援
 平成27年1月28日に農事組合法人ファーム七ヶ浜が構成員14名で発足し,七ヶ浜農業の中心的な担い手として今後の活躍が期待されています。
 前身である七ヶ浜生産組合は転作大豆の栽培を行っていましたが,東日本大震災により地域の農業生産基盤が大きく損なわれました。その後,関係機関の協力・支援を受けながら,大豆作の営農再開に加え,生産再開を断念した農家の水稲受託にも取り組み,以前から目標としていた法人化へ踏み切りました。
 法人登記に先立って1月15日に開催された設立総会では,佐藤組合長から「多数の支援をいただき震災を乗り越え法人設立に至った。今後は地域の担い手として地域の方々と力を合わせて活性化していきたい。」と力強くあいさつが述べられ,平成27年度は稲作や転作,施設園芸など約40haを経営していく計画が承認されました。
 普及センターでは,津波被災からの復旧水田における営農再開や法人化等を支援してきました。今後も組織運営や事業の多角化等,関係機関との連携を一層深めながら,ファーム七ヶ浜の活動を支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320 FAX:022-275-0296 E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする