宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

大崎の米『ささ結』栽培現地検討会でGAPを説明

2019年07月25日 09時38分29秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 令和元年7月17日に大崎市古川地域富永地区で生産者や関係機関など約50名が参加し,大崎の米『ささ結』ブランドコンソーシアム主催のささ結栽培現地検討会が行われ,大崎農業改良普及センターより「水稲の生育状況」と「GAP」の経営改善への効果等について説明しました。

  大崎の米『ささ結』ブランドコンソーシアムの取り組みは,今年で5年目となり,大崎寿司業組合や酒造会社等も参加し,ブランド化を進めています。『ささ結』は好評でヨークベニマルや首都圏のスーパーでの販売も定着してきており,実需者からも数量が少ないため,増産を求める声が大きく,さらなる生産拡大と品質向上が期待されています。また,今年作から『ささ結』ブランド認証の基準に,豊饒の大地「大崎耕土」世界農業遺産ブランド認証を受けていることが追加され,生き物調査を行うなど,環境に配慮した米づくりが一層強化されています。

 東北194号の作付は,今年度過去最高の130haとなり,全てが『ささ結』となるように,今後も,様々な研修会等でGAPの取り組みを推進し,食品の安全,環境保全,経営改善等の実現を図ります。

<連絡先>  宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班  TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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「令和元年度栗原市農業女性のつどい」が開催されました!

2019年07月25日 08時59分14秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

令和元年7月19日(金)に,栗原市生活研究グループ連絡協議会主催の「令和元年度栗原市農業女性のつどい」が栗原合同庁舎で開催され,会員等約60人が参加しました。
「栗原市農業女性のつどい」は,研修会等を通して協議会会員の農村生活に関する知識や活動意欲の向上を図るとともに,会員同士のコミュニケーションを深めるために開催しています。
今回の研修会のテーマは食育で,雪印メグミルク株式会社の食育プログラム「チーズを美味しく楽しむ会」を通して,地域食に乳製品を取り入れた食の広がりを学びました。講話では牛乳・乳製品の栄養成分や効果的な食べ方,チーズの歴史や製造・保存方法などを学びました。講話に続いて,9種類のチーズをいろいろな食材と合わせて試食しました。参加者からは,「早速食卓にチーズを取り入れたい」,「カルシウム等,牛乳・乳製品の栄養価について勉強になった」との感想が聞かれました。
栗原市生活研究グループ連絡協議会会員の中には,農産加工・販売や食育に関する活動等を通して農村地域を盛り上げている方が多くおられます。栗原農業改良普及センターでは,食文化や伝統を活かした農村地域の一層の活性化に向けて,今後も同協議会の活動を支援していきます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9437   FAX:0228-22-5795・6144


講話に熱心に聞き入る会員


試食した9種類のチーズ


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「地元産花きを活用した寄せ植え研修会」を開催しました

2019年07月24日 09時04分02秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 令和元年7月3日に,大崎市池月地区公民館で「あ・ら・伊達な道の駅花卉部会」を対象に「地元産花きを活用した寄せ植え研修会」を(株)池月道の駅との共催で開催しました。  研修会は,部会員が地元産花きを活用した商品加工技術の習得を目的として行い,大崎市鹿島台の遠山千樹園代表遠山忍氏を講師に迎え,春夏花苗を使った寄せ植えの実演を行いました。参加者は,実演を見ながら和気あいあいと製作に励み,参加者全員が作品を完成させることができました。参加した方々からできあがった作品を見て,「早速,自分で取り組んでみたい」といった意見がありました。  その後,今年の秋の出荷に向けて,ハボタン栽培について,普及センターから説明を行いました。また,道の駅からは,11月にハボタンを中心とした花の展示等を提案し,花卉部会員にハボタン栽培を呼びかけました。  普及センターでは今後も,あ・ら・伊達な道の駅花卉部会の花きの生産安定と消費拡大に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>  宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班  TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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「低温と日照不足に関する対策会議」を開催

2019年07月23日 18時35分15秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 6月下旬以降の低温と日照不足に対する農作物の技術対策を検討するため,令和元年7月17日に低温と日照不足に関する対策会議(主催:宮城県米づくり推進登米地方本部,登米市農作物異常気象連絡会議)が登米合同庁舎で開催され,登米市やJA,土地改良区などの関係機関約40人が出席しました。

 はじめに,気象の経過と今後の見通し,水稲の生育状況,いもち病等の発生状況,農業用水の確保状況,過去の冷害年等の事例などについて,宮城県米づくり推進登米地方本部から説明しました。

 水稲が最も低温に弱い減数分裂期を迎えており,いもち病等の病害防除や低温時の深水管理,大豆や野菜,花き等の明きょ等による排水対策など関係機関と連携して指導することとし,引き続き,登米市の防災無線や登米コミュニティエフエムでの広報を行うなど,今後も農作物の安定生産を支援してまいります。

 

<連絡先>

    宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班

    〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5

    電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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低温・日照不足に伴う石巻地方米づくり推進本部会議を開催しました

2019年07月23日 09時28分27秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 「日照不足と低温に関する宮城県気象情報第1号」が7月8日に仙台管区気象台から発表され,今後2週間程度,低温・日照不足の状態が続くとの見込みが示されました。

 石巻管内の水稲は今後,最も低温に弱い減数分裂期を迎えることから,低温・日照不足時における栽培管理の留意点や今後の対応等について関係機関で意識統一を図るため,7月12日に,石巻市,東松島市,JAいしのまき,農業共済組合,菅内各土地改良区,石巻農業改良普及センターを構成員とする石巻地方米づくり推進本部会議を緊急に開催しました。

 会議では,普及センターから低温少照で経過している気象や水稲の生育状況を説明し,低温時の深水管理の徹底や,生産者に対する広報活動の実施,深水管理を可能とする用水の確保など,各構成団体の連携と実施内容の確認を行いました。

 普及センターでは,引き続き生育状況や気象経過に応じた適正な栽培管理など,関係機関と連携して支援を行ってまいります。

 <連絡先>    宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第一班     

           TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


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美里地区生活研究クラブで技術向上講座を開催しました!

2019年07月23日 09時06分15秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  美里地区生活研究クラブ連絡協議会は,地域の女性農業者同士のつながりを大切にしながら知識習得や資質向上に向けて活動を続けています。

  令和元年6月26日(水)には,技術向上講座として渡辺採種場瀬峰研究農場へ視察を行いました。はじめに(株)渡辺採種場の研究員からキャベツやはくさいの品種紹介や,暑い時期の播種や育苗の注意点について情報提供いただいた後,研究ほ場に移り実際に栽培されているさまざまな夏野菜を視察しました。ほ場では,なすの剪定方法,とうもろこしの鳥獣害対策,トマトの養液栽培,かぼちゃの日よけ対策等について野菜を間近にみながら栽培のポイントを教えていただきました。

  研修会に参加したクラブ員からは,「いつも,はくさいの品種に迷っていたが,品種の特性を細かく教えてもらったので,早めに種の準備ができそう」,「いろんな夏野菜が見られて勉強になった」など前向きな意見が聞かれ,意欲の高さが表れていました。

  美里地区生活研究クラブ連絡協議会では,今後も移動研修会や料理講習会などを予定しています。

 

 <問い合わせ先>   美里農業改良普及センター  地域指導班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225

 


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平成31年産いちご出荷反省会が開催されました

2019年07月22日 17時50分48秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 令和元年7月4日JAみやぎ亘理いちご部会員と関係機関を含め98名の参加による出荷反省会が仙台市秋保で開催され,平成31年産いちごの生産,販売並びに次年度対策についての検討を行いました。

 平成31年産の販売金額は30億円を超え,震災前の販売金額対比90%まで回復することができました。ハウス内をいちごの生産に最適な環境にすることや,天敵を利用したIPM防除技術に取り組んだ結果,昨年より更に単収が伸びています。加えて関係機関の販売努力もあり,高単価で推移したことも本年の結果に貢献していることを確認しました。

 また,次年産に向けて農業・園芸総合研究所から,収量性の高い新品種「にこにこベリー」の栽培技術紹介と,普及センターから中休み対策,IPM防除等の提案が行われ,令和2年産に向けて関係者一丸となり,生産から販売まで取り組むことを誓う反省会となりました。

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  地域農業班・先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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民間専門家による農業法人の経営安定化支援が始まりました。

2019年07月22日 09時46分05秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 県では,県内の農業法人が抱える経営課題等に,民間専門家と経営者が協働して早期解決を図り,「儲かる農業経営体」を育成することを目的に「農業法人経営安定化ハンズオン支援業務(以下「ハンズオン支援」)」を実施しており,毎年モデル法人を選定して重点的に支援しています。
 今年度のモデル法人の1つである東松島市矢本の株式会社めぐいーとでは,事前の専門家からのヒアリングに基づき,この事業で解決に取り組む課題として「品目別会計の導入」「社内情報共有のための会議体の設置」「自社ブランド米・加工品の販売促進」の3つを設定しました。
 7月3日には専門家訪問による本格的な指導が開始し,品目別会計の実践に向けて,過去の決算期における費用や収益の品目への振り分けを行いました。この日は同社の役員のみならずトマト部門の若手社員も同席し,社を挙げて経営改善と社員の育成に取り組んでいます。普及センターからは,若手社員に対して感想や現場で感じている課題などについて発言を促し,専門家が今後スムーズに指導するにあたっての参考情報としていただきました。
 普及センターでは引き続き,ハンズオン支援など外部専門家と協働し,農業者の支援を行ってまいります。
 
 
<連絡先> 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
      TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

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石巻地区4Hクラブ連絡協議会が県外視察研修を開催しました。

2019年07月22日 09時22分29秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 石巻地区4Hクラブ連絡協議会では,7月9日(火)~10日(水)に視察研修会を開催し,岩手県北上市のJAいわて花巻,岩手県花巻市の(株)ネクスグループ,岩手県一関市の世嬉の一酒造株式会社などを訪れました。
 9日の最初に訪れたJAいわて花巻では,同JAが産地化に取り組んでいるアスパラガスについて,選果場の稼働状況や栽培技術について説明を受けました。選果機は10通り程度の規格に分別が可能であるほか,通常生食用に出荷しないような曲がったアスパラガスも,販路を確保した上で選果を受け入れている旨取組を紹介いただきました。生産者の方の協力で現地ほ場も見学させていただき,参加したクラブ員からは,栽培管理や収支等について活発に質問が出ていました。
 次に,本業である通信・ソフトウェアの技術を活かし,農業ICTシステムを開発しながらトマトの施設栽培を行う(株)ネクスグループのハウスを見学しました。ICTに基づいた作業マニュアルの改善や施肥設計などを行っており,クラブ員は興味深く見学・質問していました。
 翌10日には,盛岡市にある岩手県アンテナショップ「らら・いわて盛岡店」や一関市にある「世嬉の一酒造」を訪問しました。らら・いわてでは岩手県の地域食材を使った加工食品や六次産業化商品について学びました。世嬉の一酒造では岩手県南地域の餅文化について学んだほか、ビール工場を見学、醸造工程について学びました。
 今回の視察研修は栽培,加工,食文化など内容が多岐にわたり,クラブ員の生産技術の向上や販路拡大など大変有意義な視察研修となりました。


<連絡先> 宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班
      TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999

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柿栽培講習会が開催されました

2019年07月19日 15時33分13秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

令和元年7月8日(月),丸森町耕野の柿園地において,宮城県ころ柿出荷協同組合の柿栽培講習会が開催され,当日は理事長ほか14人の生産者が参加しました。

ころ柿組合は,白石市,角田市,蔵王町及び丸森町の農家が,地域で栽培された渋柿(蜂屋柿)を干し柿(ころ柿)や渋抜き柿(たる柿)に加工して協同で出荷,その原料となる柿の品質向上と安定生産に取り組んでいます。

今回の講習会では,普及センター担当者が,病害虫防除,摘果,新梢管理について,指導を行った他,2か所の園地で現地検討を行い,炭そ病の新梢病斑やカキノヘタムシガによる落果が確認された際には,病害虫防除を徹底するよう助言を行いました。

柿が順調に生育すれば,11月に収穫加工され,干し柿は12月から3月頃まで,渋抜き柿は12月に市場出荷されるほか,直販やゆうパックでも販売されますので,ぜひ御賞味ください。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


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