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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

きゅうりの相互視察研修会を開催しました

2021年06月24日 09時02分48秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和3年6月15日(火),継続的改善手法(SPDCA)に取り組むきゅうり生産者4戸及び1法人(栗原市志波姫・若柳地区)を対象に,各々のハウスを巡回しながら栽培上のポイントを学ぶ相互視察研修会を開催しました(主催:栗原農業改良普及センター)。
 各ハウスで生産者から作付状況と栽培管理方法について説明を受けた後,きゅうりの生育状況を見ながら,追肥の頻度や病害虫の防除方法及びタイミング等について意見交換を行いました。普及センターからは,温度改善や暑熱対策として今年度試験的に導入したミスト機器の事例について,測定した温湿度のデータを用いながら,情報提供を行いました。品種の特性や,誘引方法と使用する資材等について,幅広い質問が出され,活発な相互視察研修会となりました。
 今回の相互視察を通じ,生産者が自らの栽培管理方法を見直す機会となり,気づきを得たことで,栽培技術のレベルアップが期待されます。


<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-6144


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抑制かぼちゃの栽培講習会が開催されました

2021年06月23日 16時39分39秒 | ④園芸産地の育成・強化支援



 令和3年6月14日(月),JA新みやぎ栗っこの抑制かぼちゃ栽培講習会が,同JA瀬峰野菜集荷場で開催され,管内のかぼちゃ生産者17名,種苗会社,普及センターの担当者が出席しました。
 種苗会社からは,定植時期を逃さないように早めの畑作りを行うことや,台風対策について説明がありました。普及センターからは,病害虫の出にくい環境づくりを心がけることや,防除に使用できる薬剤として,耐雨性や速効性のある薬剤を提案し,適期散布を呼びかけました。参加した生産者は,害虫の生態や防除方法について質問するなど,作付けに向けて積極的に情報収集を行っていました。
 普及センターでは,JA新みやぎ栗っこのかぼちゃの安定生産に向けて,今後も継続して支援していきます。



<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-6144


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迫稲作経営部会の第1回現地検討会が開催されました

2021年06月23日 16時27分37秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和3年6月18日に,JAみやぎ登米迫稲作経営部会の第1回現地検討会が開催され,稲作部会員,農薬メーカー担当者,関係機関を含めて17人が参加しました。

 JAみやぎ登米では,各地区の稲作部会で様々な試験を実施しており,今回は,除草剤展示試験の効果の確認とイネの生育状況を把握するために開催されました。

 部会員5人のほ場を巡回し,一部でオモダカやクログワイ等難防除雑草の残草が見られましたが,概ね除草剤の高い効果を確認することができました。イネの生育も順調で,有効茎数を確保しているほ場も見られました。

 現地巡回の後,JAみやぎ登米迫営農経済センター敷地内の野菜集出荷場において総合検討を行い,普及センターからは今後の肥培管理のポイントについて助言を行いました。

 迫稲作経営部会では,7月に第2回現地検討会の開催を予定しています。

 普及センターでは,今後も良質な米づくりの推進に向けた支援を行ってまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

 


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日本なしの現地検討会が開催されました

2021年06月23日 15時53分24秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

令和3年6月17日,JA新みやぎ北浦梨部会の現地検討会が,部会員ほ場(美里町北浦地区)を会場に開催され,部会員等23名が参加しました。

講師に宮城県農業・園芸総合研究所の高嶋副主任研究員を招き,ほ場を見ながら今後の管理作業について解説していただきました。

また情報提供では,引き続き高嶋副主任研究員から,今春当管内を始め宮城県内広く被害があった凍霜害について,他地域の状況や凍霜害を受けたほ場の今後の管理について説明していただきました。

参加者から,凍霜害で着果量が大幅に少ない日本なし樹の今後の管理や障害果の摘果時期について質問があり,高嶋副主任研究員から解説していただきました。

美里農業改良普及センター先進技術班 TEL0229-32-3115,FAX0229-32-2225


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丸森町竹谷地区の台風からの復旧と今後について

2021年06月23日 13時22分41秒 | ⑨大規模自然災害等からの復旧・復興

 令和元年東日本台風により大きな被害を受けた丸森町では,農地の災害復旧基盤整備工事が順次完了しており,竹谷地区では田植えを再開し復興の第一歩を歩み始めています。同地区で営農再開の主体になる丸森中央集団転作組合では,5月26日に関係者約30名が集まり総会を開催して,営農再開するまでの活動を振り返り,この先の活動計画について話し合いを行いました。また,これから引渡されるほ場に園芸品目の作付けを検討するため,6月8日に営農部会を開催しました。いくつか候補となる品目を絞りこみました。水稲以外の品目の作付経験が少ない地区ではありますが,今後も話合いを重ねて,地域の実情にあった品目を決定する予定です。普及センターでは,作付品目の選定や栽培技術の情報提供など,継続して支援していきます。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第一班

     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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農地整備事業の推進に向けて地域内の協議が進んでいます

2021年06月23日 09時37分41秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和3年6月11日に大崎市岩出山下真山地区における農地整備事業の推進委員会が開催されました。
 下真山地区では農地整備事業を契機に,高収益作物の導入や地域を将来にわたり担う法人等の担い手の組織化を目指しています。普及センタ-では今年度より「下真山地区における農地整備事業を契機とした地域農業の発展」と題したプロジェクト課題を実施しており,市や県農業農村整備部と連携し取り組んでいます。
 今回の役員会では地区界の確認や事業の要件について詳細な説明がありました。今後推進委員が地域内で説明するにあたり「和牛繁殖経営の多い地域だが,営農経費節減効果ではどのように算定するのか」「整備地区内の減反はどのように考えるか」など多くの質問がありました。また推進委員会の会長からは「今後担い手の明確化を進める必要がある。候補者全員を対象に,普及センター職員を招いて法人化研修会を行いたい。」と事業の推進へ強い意欲が示されました。
 普及センターでは今後も関係機関と連携し,法人化研修会による地域の担い手の育成を進めるとともに農地整備事業を契機に話し合いを進め新たな活力ある地域農業の体制づくりを推進していきます。


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山元町の大規模露地野菜法人でタマネギの収穫が始まりました。

2021年06月22日 15時14分54秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
山元町の株式会社やまもとファームみらい野では,6月中旬よりタマネギの収穫が始まっています。今年度の作付け面積は,昨年を上回る19haで,昨年10月下旬に定植されたタマネギは順調に生育し,収穫期を迎えています。

 広大なタマネギ畑では,油圧式デガーで根切り・掘り取りし,風乾させたタマネギが並べられ,2人乗りのオニオンピッカーで,次々と拾い上げて1t入りの鉄コンテナに収穫されていきます。運搬された鉄コンは,定置式オニオンタッパーで茎葉の処理と選別が行われた後,温風乾燥機で3日程度乾燥させ倉庫に収納され,主に業務用として日量10tペースで8月まで市場に出荷される予定です。

普及センターでは,今後も農業法人と協力しながら生産活動を支援してまいります。

  

 オニオンピッカーでの拾い上げ作業        オニオンタッパーでの茎葉処理と乾燥作業





<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

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シャインマスカット栽培技術研修会を開催しました

2021年06月21日 15時55分39秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

令和3年6月8日(火),栗原市金成のシャインマスカット栽培園地で,「シャインマスカット栽培技術研修会」を開催しました。

栗原地域では,水稲育苗ハウスを活用したシャインマスカット等の栽培が始まっており,新たな園芸品目として平成30年度から栗原圏域産地戦略プランの重点振興品目に位置付けられています。

今回の研修は特に新梢管理と房づくりを中心とした栽培技術の向上を目指し,シャインマスカットをすでに導入している生産者及び今後導入意向のある方々,合わせて20人ほどが集まりました。

初めに,普及センターで作成した栽培暦を基に,いつ,どの様な生育のタイミングで,何の管理を行うのかを再確認したあと,地域でも早期にシャインマスカットを導入し,栽培経験を積み重ねている田中学さんを講師に,管理作業を実演していただきました。研修園地は,雨よけ栽培,無加温栽培,二重カーテン無加温栽培と3つの作型があることから,各生育ステージに合わせた管理(整房からジベレリン処理,摘粒まで)の実際を一度に見ることができ,参加者にとっては非常に良い機会となりました。

さらに,「鳥獣害の足跡検索キー・鳥獣による農作物被害に見分け方」の資料を配布しながら,鳥獣害の被害状況ややってみた対策とその効果について,参加者同士で情報交換をしました。現在,なかなか決め手となる対策がないことから,今後も折に触れ情報交換をし,その情報を積み重ねていくことを確認しました。

本研修会は年間3回を予定しており,次回は収穫適期の見極め・目揃いをする予定です。





<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班   
TEL:0228-22-9437/FAX:0228-22-6144


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岩沼ハウス組合促成きゅうり出荷反省会が開催されました!

2021年06月21日 10時42分51秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和3年6月15日に,岩沼ハウス組合の促成きゅうり出荷反省会が開催され,6名の出席がありました。

 反省会では,促成栽培の生育状況や病害虫等について,各組合員から説明がありました。今作は,炭酸ガス発生機を新たに導入した方が増えたこともあり,組合全体の出荷量は増加しましたが,土壌病害のホモプシス根腐病の発生など,課題となる部分もありました。組合員と普及センターで対策等について,意見や情報交換を行い,次作の抑制栽培に向けての有意義な反省会となりました。

 普及センターでは,今後も関係機関と連携し,きゅうりの収量向上と安定生産に向けて,支援していきます。

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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GI登録の「河北せり」を鳥獣被害から守るために。

2021年06月18日 14時29分18秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

  

 石巻市では,令和2年12月に「河北せり」が地理的表示(GI)に登録され,地域の重点品目となっています。しかし,近年ニホンジカやカモによる鳥獣被害により河北せり産地が脅かされています。
 そこで,令和3年6月14日に河北せり生産地域(皿貝地区・馬鞍地区・日影地区・中島地区)のせり生産者を対象に,合同会社東北野生動物保護管理センターの研究員を講師に鳥獣被害対策勉強会を開催し,ニホンジカとカモの生態を知り,その上で効果的な被害対策を学びました。また,約1か月間河北せり生産地域である皿貝地区の山際9か所にセンサーカメラを設置したところ,すべてにニホンジカやカモシカ,一部のカメラにはイノシシが確認され,近い将来イノシシによる被害対策も検討しなければならないことを目の当たりにしました。
 生態と被害対策方法について学んだ後、参加者を地区毎に2グループに分けて,被害状況を地図に落とし込み,クリアファイルを防鳥ネット,毛糸を侵入防止柵に見立てて対策のシミュレーションを行いました。実際にカメラ映像で鳥獣が確認できたこともあり,意見が飛び交い活発なワークショップとなりました。
 今回の勉強会が鳥獣被害対策の一助となり,「河北せり」産地のさらなる発展につながればと思います。
 


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