こころ模様Ⅲ

のんびり、ゆっくり、気の向くままに…

根尾の淡墨桜・海津大崎桜のトンネル

2008-04-13 11:02:31 | お出かけ
まだまだ桜は咲いていました。
先ずは滋賀県湖北にある「海津大崎」の桜です。










今がちょうど満開の時、見頃を迎え賑わっていました。
待っていてよかった!です♪













約4kmにわたって600本のソメイヨシノが咲き誇り、
花のトンネルを作っています。
「日本のさくら百選」にえらばれた名勝の地です。








近くにある樹齢300年の清水(しょうず)の桜




こちらも満開でした。
海津大崎の桜の開花を待って出かけたので、次に行く
「淡墨桜」は花の盛りを過ぎているのではと心配でした。


しかし、その心配も吹っ飛びました~。
岐阜県・本巣市 「根尾の淡墨桜」
行ってみて感動しました!!



ずっと以前から、一度見てみたかった「淡墨桜」

日本三大桜の一つといわれ、
樹齢 1500余年、標高 16、3m 幹囲 9、9m の名桜
蕾の時は薄いピンク、満開には白色、散り際には淡い墨色にと
変化を見せるという。

また継体天皇御手植えの桜として伝えられる。
   
 ◇皇位継承の争いから根尾谷に隠棲していた男大迹(おおと)王、
  後の継体天皇が都にのぼる事になった時、別れを惜しんで
  この地に1本の桜をお手植えになったという。
 
   『身の代と遺す桜は薄住よ 
             千代に其の名を栄盛へ止むる』


訪れたのは満開から6日目、散り始めてはいましたが、
淡墨色を帯びた花をいっぱい付け、まだ見頃の時でした。




たくさんの支柱に守られて生きている姿には、
心に迫りくるものがあります。




ごつごつと痛んだ太い幹、延命手術を何度も受けながら、
今も花を咲かせています。

 ◇一度は枯れ死状態にあった名木ですが、医師らの手により、
  残根に236本の若木の根接ぎが施され、以前にも増して
  多くの花を咲かせることとなった。




しかしながら、またもや伊勢湾台風で被害を受けた老桜を
蘇生させるべくと、作家・宇野千代が「薄墨の桜」でも
紹介したように、各方面への呼びかけを行った。

時の県知事がそれに応え、根を守るため周囲を柵で囲み、
支柱を増やして枝を保護し、肥料を与えるなどして、
若返りを図ったのだそうです。




そして、淡墨桜は不死鳥のごとく蘇り、
今日のようにたくさんの花を咲かせることになったのです。




伝説を聞くにつけ、驚くと同時に、
来年もきっと素晴らしい姿を見せてくれる事を願わずには
いられません。
私も来年、花を咲かせられるでしょうか?


コメント (19)
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