11月16日夕方に、太陽の“津波”とでも呼ぶべき現象が、相次いで発生しました。
どうやら、太陽の活動が再び活発化しつつあるようです。
2つの炎が、連続して太陽表面に弧を描いたのですが、その大きさが地球の直径を越える大きなものなんですねー

巨大な炎を巻き上げる
太陽のプロミネンス
(左上)
あまりに巨大だったので、NASAの太陽観測衛星“ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)”に搭載された高解像度カメラも、全体をとらえらるとができませんでした。
吹き上がる巨大な炎の輪は、紅炎(プロミネンス)と呼ばれるもので、今回は16日の15時から19時にかけて発生しました。
SDOにより、4時間以上にわたって撮影されています。
NASAのゴダード宇宙飛行センターが公開した動画の中では、電荷を帯びたガスの描くアーチが、巨大な赤い炎の輪となって太陽から放たれる様子が移っています。
これらのガスは太陽表面の磁場が絡み合って、不安定になった時に放出されるんですねー
そして、その後は再び太陽表面に戻ります。
太陽は11年サイクルの磁気揺動により、その活動や見かけに周期的な変動が生じます。
でも、現在のさまざまな現象は、太陽活動がピークに近づく中で発生したものです。
今回のプロミネンスは、どちらも地球の方向に向かっていないので、地上に直接影響を与えることはないようです。
でも、11月12日に確認された中サイズの太陽フレアは、その後これが地球における磁気嵐の原因となっているんですねー
この磁気嵐が、地球の電離層に大きな電荷を与えたことで、北天の空を見事なオーロラが彩りました。
極大期という名で知られる活動サイクルのピークには、黒点の数が増え、大規模な太陽フレアやプロミネンスが発生します。
極大期は数年にわたって続くことがあり、今はこのサイクルのピークにいるんですねー 太陽は最も活発な状態にあるといえます。
今回の極大期は、地球上に張りめぐらされた送電網に、深刻な影響を与える恐れがあります。
太陽フレアやプロミネンスが、地球に向かって飛んできた場合、電力系統や人工衛星を使用不能に追い込む可能性があるんですねー
大規模な太陽嵐からの放出物の中でも、最も大きな被害をもたらすものは比較的速度が遅いんですねー
なのでコロラド州にある宇宙天気予報センターでは、その粒子が地球に到達するかなり前に検知することが可能だと考えています。
そして、太陽嵐が地球に与える被害を、前もって予想し、防御する方法の改善にむけては、現在も研究を進めています。
今では人工衛星から、これまで以上に迅速かつ正確に、これらの現象を検知することが可能です。
でも、今必要なのは、どの現象に警戒が必要かを見極めて、被害をもたらしそうなものを予測することだそうです。
どうやら、太陽の活動が再び活発化しつつあるようです。
2つの炎が、連続して太陽表面に弧を描いたのですが、その大きさが地球の直径を越える大きなものなんですねー

巨大な炎を巻き上げる
太陽のプロミネンス
(左上)
あまりに巨大だったので、NASAの太陽観測衛星“ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)”に搭載された高解像度カメラも、全体をとらえらるとができませんでした。
吹き上がる巨大な炎の輪は、紅炎(プロミネンス)と呼ばれるもので、今回は16日の15時から19時にかけて発生しました。
SDOにより、4時間以上にわたって撮影されています。
NASAのゴダード宇宙飛行センターが公開した動画の中では、電荷を帯びたガスの描くアーチが、巨大な赤い炎の輪となって太陽から放たれる様子が移っています。
これらのガスは太陽表面の磁場が絡み合って、不安定になった時に放出されるんですねー
そして、その後は再び太陽表面に戻ります。
太陽は11年サイクルの磁気揺動により、その活動や見かけに周期的な変動が生じます。
でも、現在のさまざまな現象は、太陽活動がピークに近づく中で発生したものです。
今回のプロミネンスは、どちらも地球の方向に向かっていないので、地上に直接影響を与えることはないようです。
でも、11月12日に確認された中サイズの太陽フレアは、その後これが地球における磁気嵐の原因となっているんですねー
この磁気嵐が、地球の電離層に大きな電荷を与えたことで、北天の空を見事なオーロラが彩りました。
極大期という名で知られる活動サイクルのピークには、黒点の数が増え、大規模な太陽フレアやプロミネンスが発生します。
極大期は数年にわたって続くことがあり、今はこのサイクルのピークにいるんですねー 太陽は最も活発な状態にあるといえます。
今回の極大期は、地球上に張りめぐらされた送電網に、深刻な影響を与える恐れがあります。
太陽フレアやプロミネンスが、地球に向かって飛んできた場合、電力系統や人工衛星を使用不能に追い込む可能性があるんですねー
大規模な太陽嵐からの放出物の中でも、最も大きな被害をもたらすものは比較的速度が遅いんですねー
なのでコロラド州にある宇宙天気予報センターでは、その粒子が地球に到達するかなり前に検知することが可能だと考えています。
そして、太陽嵐が地球に与える被害を、前もって予想し、防御する方法の改善にむけては、現在も研究を進めています。
今では人工衛星から、これまで以上に迅速かつ正確に、これらの現象を検知することが可能です。
でも、今必要なのは、どの現象に警戒が必要かを見極めて、被害をもたらしそうなものを予測することだそうです。