飛行中のヨーロッパ宇宙機関の彗星探査機“ロゼッタ”が、
活動を開始し、放出したチリとガスの大気(コマ)が見える、
チュリモフ•ゲラシメンコ彗星をとらえました。
“ロゼッタ”は、およそ10年かけて目的地の彗星へ航行を続けていて、2014年1月20日に2年7か月ぶりに冬眠状態から復帰、今年の8月の彗星到着に向けて順調に旅を続けています。
画像は、3月27日から5月4日までの写真をつなげたもので、この期間中、“ロゼッタ”から彗星までの距離は500万キロから200万キロに縮まり、
彗星から太陽までの距離も、6億4000万キロから6億1000万キロまで近づいています。
動画では、彗星がじょじょに明るくなり、周囲1300キロにコマが広がるようすが分かるんですねー
コマは太陽熱であたためられて放出された氷やチリが、彗星の核覆う大気のようなもので、
これから彗星がさらに太陽に接近すると、彗星らしい長い尾を引くことになります。
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彗星の核は画像では見えませんが、縦4キロほどで、
明るさの変化から、その自転周期は12時間24分だと分かることに…
この時間は、これまでの計算よりも20分も短いんですねー
“ロゼッタ”は8月にこのコマの中に入り、彗星とのランデブー飛行を開始します。
そばを通過するだけのフライバイ観測でなく、彗星をランデブー探査するのは始めてのことで、
最初の2か月間で彗星表面を観測し、質量や形状、コマ(ガスとチリの大気)の分析を行います。
そして、これらの観測データをもとに着陸地点が決定され、
11月には重量100キロの着陸機“フィラエ”により、史上初の彗星への着陸を行うんですねー
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幅4キロの彗星核は重力が小さいので、地表にネジを差し込んで“フィラエ”を固定。
地表の高解像度撮影のほか、表面をドリルで削って氷を分析するなど、幅広い科学観測が行われる予定です。
“ロゼッタ”と“フィラエ”の観測は、2015年8月に彗星が太陽に最接近するまで続き、
太陽に近づいて活発になっていく彗星活動のようすを1年以上、現地で克明にとらえます。
なので、まだ知られていない彗星の姿が見れるかもしれませんね。
活動を開始し、放出したチリとガスの大気(コマ)が見える、
チュリモフ•ゲラシメンコ彗星をとらえました。
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彗星探査機“ロゼッタ”がとらえた 3月27日~5月4日の チュリモフ•ゲラシメンコ彗星 (9コマを連続再生)。 |
画像は、3月27日から5月4日までの写真をつなげたもので、この期間中、“ロゼッタ”から彗星までの距離は500万キロから200万キロに縮まり、
彗星から太陽までの距離も、6億4000万キロから6億1000万キロまで近づいています。
動画では、彗星がじょじょに明るくなり、周囲1300キロにコマが広がるようすが分かるんですねー
コマは太陽熱であたためられて放出された氷やチリが、彗星の核覆う大気のようなもので、
これから彗星がさらに太陽に接近すると、彗星らしい長い尾を引くことになります。
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彗星の核は画像では見えませんが、縦4キロほどで、
明るさの変化から、その自転周期は12時間24分だと分かることに…
この時間は、これまでの計算よりも20分も短いんですねー
“ロゼッタ”は8月にこのコマの中に入り、彗星とのランデブー飛行を開始します。
そばを通過するだけのフライバイ観測でなく、彗星をランデブー探査するのは始めてのことで、
最初の2か月間で彗星表面を観測し、質量や形状、コマ(ガスとチリの大気)の分析を行います。
そして、これらの観測データをもとに着陸地点が決定され、
11月には重量100キロの着陸機“フィラエ”により、史上初の彗星への着陸を行うんですねー
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幅4キロの彗星核は重力が小さいので、地表にネジを差し込んで“フィラエ”を固定。
地表の高解像度撮影のほか、表面をドリルで削って氷を分析するなど、幅広い科学観測が行われる予定です。
“ロゼッタ”と“フィラエ”の観測は、2015年8月に彗星が太陽に最接近するまで続き、
太陽に近づいて活発になっていく彗星活動のようすを1年以上、現地で克明にとらえます。
なので、まだ知られていない彗星の姿が見れるかもしれませんね。