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モバライダー mobarider

NASAの火星探査車が、走行距で新記録を樹立

2014年08月06日 | 火星の探査
NASAの火星探査車“オポチュニティ”が7月27日、
地球外での陸上走行距離の記録を、41年振りに塗り変えました。

2004年に火星のメリディアニ平原に着陸した“オポチュニティ”は、
当初90ソル(火星の1日=約24時間40分)の活動予定でした。

これが延長に延長を重ね、
3735ソル(約10年半)という時間をかけての記録達成になったんですねー
総移動距離は40.25キロになりました。
“オポチュニティ”がとった進路

これまでの記録は、ソ連の月探査車“ルノホート2号”が持つ39キロ。
これは1973年に5か月弱で月面を走行した距離になります。

“ルノホート2号”の走行距離は、
NASAの無人月探査機“ルナー・リコナサンス・オービター”が撮影した画像から判明。
足取りをとらえた画像を分析して分かったんですねー

“オポチュニティ”が約1キロの走行を目的に作られ、
長距離の走行用には設計されていなかったことを考えると、
今回の記録更新は、驚くべきことなんですねー