宇宙のはなしと、ときどきツーリング

モバライダー mobarider

酷道157号~なぎさドライブウェイ 思いっきりツーリング!

2014年10月01日 | バイク・旅・ツーリング
福井の酷道157号から、金沢経由で千里浜なぎさドライブウェイへ
今回の目的は期末作業のストレス発散! 思いっきり走ってきましたー (*^_^*)

○○○

家を出たのは朝の4時。 名神高速~北陸自動車道と乗り継ぎ、
木之本からは、国道303号で霧のかかった山の中に入っていきます。

日も出てきて気持ち良~く横山ダムまで走ったところで、
国道417号~県道270号を走ると、目的の国道157号はもうすぐ (^o^)

国道157号は、
岐阜-福井-金沢を結ぶ酷道で、
小さな川が道を横切る“洗い越し”や、
野球ボールほどの落石があちこちに…
そして、とにかく道幅が狭いんですねー

普通車がようやく通れるほどの狭さで、
谷側は、ガードレールなしの断崖絶壁だったりしました (^^;

さらに、クマ風の動物が道を横切ったり(ハッキリと見えなかった…)、
タヌキが道端まで出ていたり、福井の自然も堪能できる素晴らしさ。

まぁー こんな157号も大野に出てしまえば普通の国道。
車の流れも良く、金沢までマッタリと走ります。


そして着いたのが“グリル オオツカ”。
お昼はハントン風ライスなんですねー
チキンライスに、
半熟のスクランブルエッグとフライをのせて、
タルタルソースとケチャップをかければ、金沢の名物グルメのできあがりです。

ハントン風ライスのハントンとは、ハンガリーの“ハン”と、
ハンガリー語でマグロを意味する“トン”を合わた造語。

魚のフライにタルタルソースをかけて、
パプリカや塩を振ったライスと一緒に食べたのが、
由来になっているようです。

出てきた料理は、一目見て『多いなー』
でも、チキンライス + スクランブルエッグ +
エビフライ
この組み合わせで、マズイわけがありません。

ただ、自分には量が多すぎたようで、
3分の2くらいを食べたあたりから、ケチャップの単調な味が… (-_-;)
ハントン風ライスの小にすればよかったです。



お腹がパンパンにふくらんだあとは、散歩がてらに前田家の居城 金沢城にも行ってきました。

広い公園と、白い壁と黒の瓦が印象的なお城でした。



お腹に大量のハントン風ライスを抱えながら、
北に30キロほど走ると、千里浜なぎさドライブウェイが見えてきます。

ここは日本で唯一、砂浜の波打ち際を走ることができる道路なんですねー
天気が良く、車が少ない砂浜は解放感バツグン!

フラットに見える砂浜も、走ってみればギャップがけっこうあり、
アクセルは開けきれず、のんびり走ってきました。


そして最後に向かったのが、千里浜から少し走った宇宙博物館。

宇宙好きな自分の今年のテーマが、『宇宙を絡めたツーリング』なんですねー

なので今回は、NASA特別協力施設でもあるコスモアイル羽咋を見学してきました。

某宇宙博に比べると、
スケールが段違いなんですが、
マーキュリー宇宙カプセルやボイジャー、
バイキング、思っていた以上に大きかったアポロ司令船などなど
自分は十分楽しめました。



さて、能登半島の付け根まで来てしまったので、そろそろ引き返えす時刻です。

能登里山海道で金沢まで戻り、
帰りは、3回の休憩と2回の給油をはさんで、金沢西から尼崎まで高速オンリーで走ります。

帰宅は8時前、走行距離は754キロ!
おしりが痛~い、ロングツーリングでしたが、走りを十分楽しめました (*^_^*)



鉄が少ない星は、宇宙初期のブラックホール誕生の痕跡かも

2014年10月01日 | 宇宙 space
最近見つかった極端に鉄の割合が低い星。

この星についての理論計算の結果、
宇宙で最初にできた初代星の、超新星爆発で放出された元素から、
誕生したことが明らかになりました。

そして、その特異な元素組成は、
太陽の数十倍の質量をもつ初代星が超新星爆発を起こして、
ブラックホールになる時に放出する元素組成に、
ひじょうに近いことも分かったんですねー
ジェットを伴う初代星の超新星爆発。
(イメージ図)

宇宙で最初にできた初代星は、
ビッグバンで宇宙が誕生したときには、
水素やヘリウムなどの軽い元素しかなかった環境で、「酸素や炭素など重い元素を初めて合成する」という重要な役割を果たしました。

また、初代星が放つ光や、一生の最期に起こす超新星爆発は、宇宙の再電離や、その後の銀河形成にも、少なからず影響を及ぼしたと考えられています。

こうした初代星の多くは、寿命が短いので、直接性質を調べる手立てが、ほとんどありませんでした。


でも、天の川銀河に含まれる古い星の元素組成を、
初代星の性質を知るための、手がかりとすることは出来るんですねー

これは、古い星々の大気に含まれる物質には、
それより前に初代星の内部で作り出され、
超新星爆発でばらまかれた物質の元素組成が、
反映されていると考えられているからです。
極端に鉄の割合が低い星“SMSS J0313-6708”。

最近、極端に鉄の割合が低い星
“SMSS J0313-6708”が、
オーストラリアの天文台などによる観測で
発見されました。

この星のスペクトルには、
同じタイプの星なら通常見られるはずの、
鉄のスペクトル線がまったく検出されず…

鉄の割合は、大きく見積もっても、
太陽の1000万分の1以下になることが
分かります。




今回の研究では、
この星の鉄とカルシウムの割合が並外れて低い一方で、
炭素の割合が鉄に比べて、ひじょうに高いという特異な組成に着目。

そこで、太陽の25倍および40倍の質量を持つ初代星の、
超新星爆発で放出される元素組成を、理論計算によって求め、
見つかった星の観測結果と比較しています。

その結果、観測された星の元素組成は、
合成された鉄やカルシウムの大部分が、
星の中心部が及ぼす重力によって落ち込み、
ブラックホールになるとしたモデルによって、
ほぼ再現できることが分かったんですねー


初代星の中には、
今日の天の川銀河には見られないような、
太陽の数百倍を超える大質量星もあったとする理論予測があります。

そして実際に、その痕跡を残しているとみられる天体も見つかっています。

一方で初代星が、このような巨大質量星ばかりだったのかは、
議論が分かれています。

今回の研究成果は、
宇宙初期に、今も見られるような星と同じような質量の初代星が、
形成されたことを支持する結果となるようです。