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モバライダー mobarider

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星は、かなり臭い?

2014年10月31日 | 彗星探査 ロゼッタ/フィラエ
腐った卵に馬小屋、アルコール、そしてビターアーモンド…

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を地球に持ち帰って、においを嗅いだとしたら、
こんな香りがするそうです。
彗星探査機“ロゼッタ”が撮影した
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星。



ヨーロッパ宇宙機関によると、
8月にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星と
深宇宙でランデブーしてから、
彗星探査機“ロゼッタ”は、この彗星から興味深い科学的特徴をとらえているそうです。

検出された分子には、
アンモニア、メタン、硫化水素、シアン化水素、ホルムアルデヒドなどが、
含まれていたんですねー



研究チームでは、
“ロゼッタ”に搭載された質量分析計“Rosina-DFMS”で、
彗星が太陽に接近するにつれて、
その核の周りのコマから放出される、ガスの特徴を分析しました。

その分析結果によると、
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星のにおいは強烈で、
腐った卵(硫化水素)、馬小屋(アンモニア)、
そしてホルムアルデヒドの鼻を刺激する息の詰まるようなにおい、
っがするんだとか…

さらに、シアン化水素のほのかな苦みのあるアーモンド臭、
かすかなアルコール(メタノール)と二酸化硫黄の酢のような臭い、
二酸化炭素の甘い香りも少し。

もし、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星のにおいを嗅いだら、
その後で、嗅いだことを後悔するような臭いですよねー

その臭い彗星に、
“ロゼッタ”に搭載されたは実験用着陸機“フィラエ”は、
着陸することになるんですね…