地球から60光年彼方の赤色矮星で、
X線強度が太陽フレアの1万倍、かつ2週間ほど継続的に続いた、
最強で最長のスーパーフレアが観測されました。
スーパーフレアが観測されたのは、
地球から60光年彼方にある、“りょうけん座DG”という赤色矮星の連星の片方。
連星を成す2つの星は、
どちらも質量、大きさとも太陽の3分の1ほどで、
誕生したのは3000万年ほど前とみられています。
2つの星の距離は、太陽~地球間の3倍程度と近いので、
どちらの星がフレア爆発を起こしたのかは、観測では明らかになっていません。
赤色矮星で起こるフレアは、
これまで、1日以上続かないと考えれてきました。
でも、NASAのガンマ線監視衛星“スウィフト”は、
2週間の間に、少なくとも7回の爆発を検出したんですねー
“磁気リコネクション”というプロセスで、場が不安定となり、
蓄積されたエネルギーが、爆発的に放出されるのがフレアです。
“りょうけん座DG”で観測された爆発の原因も、太陽で起こるフレアと同じで、
星の大気中の活動が活発な領域で、磁場がねじれ歪んだために発生したようです。
さらに、観測されたフレアの初期のX線放射量は、
これまでに記録されている太陽活動を圧倒するほどの激しいものでした。
今回のフレアは、それだけでは終わらず、
最初の爆発から3時間後に、また同規模のフレアが起こったんですねー
結局“スウィフト”は、11日以上にもわたり、連続する弱い爆発を観測し続けることに…
X線強度が、通常に戻るまでに20日もかかったそうです。
太陽の3分の1程度の星が、どのようにして巨大な爆発を起こせるのか?
その要因は、磁場を増幅させる速い自転にあるようです。
今回フレアを起こした星も自転が速く、速度は太陽の30倍以上だそうです。
私たちの太陽も、若い頃にはもっと早く自転していたはずなんですが、
幸いなことに現在の太陽には、スーパーフレアを起こすほどの速度はないんですねー
こちらの記事もどうぞ ⇒ 太陽でも起こるかも? 超巨大爆発“スーパーフレア”
X線強度が太陽フレアの1万倍、かつ2週間ほど継続的に続いた、
最強で最長のスーパーフレアが観測されました。
スーパーフレアが観測されたのは、
地球から60光年彼方にある、“りょうけん座DG”という赤色矮星の連星の片方。
連星を成す2つの星は、
どちらも質量、大きさとも太陽の3分の1ほどで、
誕生したのは3000万年ほど前とみられています。
2つの星の距離は、太陽~地球間の3倍程度と近いので、
どちらの星がフレア爆発を起こしたのかは、観測では明らかになっていません。
赤色矮星で起こるフレアは、
これまで、1日以上続かないと考えれてきました。
でも、NASAのガンマ線監視衛星“スウィフト”は、
2週間の間に、少なくとも7回の爆発を検出したんですねー
![]() |
スーパーフレアは、連星系“りょうけん座DG”の一方の星で起こった。(イメージ図) |
“磁気リコネクション”というプロセスで、場が不安定となり、
蓄積されたエネルギーが、爆発的に放出されるのがフレアです。
“りょうけん座DG”で観測された爆発の原因も、太陽で起こるフレアと同じで、
星の大気中の活動が活発な領域で、磁場がねじれ歪んだために発生したようです。
さらに、観測されたフレアの初期のX線放射量は、
これまでに記録されている太陽活動を圧倒するほどの激しいものでした。
今回のフレアは、それだけでは終わらず、
最初の爆発から3時間後に、また同規模のフレアが起こったんですねー
結局“スウィフト”は、11日以上にもわたり、連続する弱い爆発を観測し続けることに…
X線強度が、通常に戻るまでに20日もかかったそうです。
太陽の3分の1程度の星が、どのようにして巨大な爆発を起こせるのか?
その要因は、磁場を増幅させる速い自転にあるようです。
今回フレアを起こした星も自転が速く、速度は太陽の30倍以上だそうです。
私たちの太陽も、若い頃にはもっと早く自転していたはずなんですが、
幸いなことに現在の太陽には、スーパーフレアを起こすほどの速度はないんですねー
こちらの記事もどうぞ ⇒ 太陽でも起こるかも? 超巨大爆発“スーパーフレア”