はくちょう座の方向120光年彼方にある海王星サイズの惑星。
この惑星“HAT-P-11b”から、水蒸気が検出されたんですねー
ただ、この程度の大きさの惑星で、大気成分が分かったのは初めてのことになるようです。
“HAT-P-11b”には、
岩石のコアとガスの大気があり、
サイズは直径が地球の4.7倍、
質量は25倍と海王星に似た天体です。
ただ、中心星をおよそ5日間で回り、
表面温度は摂氏600度にもなるので、
太陽系で最も遠い惑星である海王星とは、似ても似つかない環境になります。
これだけ小さいサイズの系外惑星の大気から、何らかの分子が検出されたのは初めてのことになります。
これまで、木星サイズ(直径が地球の11倍)の惑星で、水が検出された例はありました。
でも、それより小さい惑星では、
すべての対象が雲で覆われていたこともあり、観測が難しかったんですねー
今回の研究ではハッブル宇宙望遠鏡を用いて、
この惑星の大気の成分を観測しています。
地球から見て、
惑星が恒星の手前を通過するとき、
恒星の光の一部は、
惑星の大気ごしに見えることになります。
この惑星の大気を通過した光を分析することで、惑星の大気に、どのような分子が含まれるかが分かります。
そして観測の結果、この惑星の大気に水蒸気があることが分かります。
検出された水蒸気が、恒星表面の低温の斑点(太陽でいう黒点)のもの、
という可能性もありました。
でも、2つの宇宙望遠鏡“ケプラー”と“スピッツァー”の観測データから、
この星の斑点部は、高温すぎて水蒸気が存在できないことが分かることになります。
ただ、水蒸気はまぎれもなく、惑星の大気に含まれるものでした。
海王星サイズの系外惑星は、
その形成の歴史によって、それぞれ異なる組成を持つのかもしれません。
なので、今回のようなデータを積み重ねることで、
これらの惑星が生まれるまでのストーリーを、
組み立てていくことができるんですねー
今回の観測では、
海王星サイズでも雲に覆われず晴れた惑星があることや、
そこで水蒸気が存在することが示されました。
今後は、スーパーアース(巨大地球型惑星)、
そして地球と同サイズの惑星の大気についても、
同じような研究が可能になると期待されているんですねー
この惑星“HAT-P-11b”から、水蒸気が検出されたんですねー
ただ、この程度の大きさの惑星で、大気成分が分かったのは初めてのことになるようです。
![]() |
冥王星サイズの系外惑星として、 初めて水の存在が確認された“HAT-P-11b” (イメージ図) |
“HAT-P-11b”には、
岩石のコアとガスの大気があり、
サイズは直径が地球の4.7倍、
質量は25倍と海王星に似た天体です。
ただ、中心星をおよそ5日間で回り、
表面温度は摂氏600度にもなるので、
太陽系で最も遠い惑星である海王星とは、似ても似つかない環境になります。
これだけ小さいサイズの系外惑星の大気から、何らかの分子が検出されたのは初めてのことになります。
これまで、木星サイズ(直径が地球の11倍)の惑星で、水が検出された例はありました。
でも、それより小さい惑星では、
すべての対象が雲で覆われていたこともあり、観測が難しかったんですねー
今回の研究ではハッブル宇宙望遠鏡を用いて、
この惑星の大気の成分を観測しています。

惑星が恒星の手前を通過するとき、
恒星の光の一部は、
惑星の大気ごしに見えることになります。
この惑星の大気を通過した光を分析することで、惑星の大気に、どのような分子が含まれるかが分かります。
そして観測の結果、この惑星の大気に水蒸気があることが分かります。
検出された水蒸気が、恒星表面の低温の斑点(太陽でいう黒点)のもの、
という可能性もありました。
でも、2つの宇宙望遠鏡“ケプラー”と“スピッツァー”の観測データから、
この星の斑点部は、高温すぎて水蒸気が存在できないことが分かることになります。
ただ、水蒸気はまぎれもなく、惑星の大気に含まれるものでした。
海王星サイズの系外惑星は、
その形成の歴史によって、それぞれ異なる組成を持つのかもしれません。
なので、今回のようなデータを積み重ねることで、
これらの惑星が生まれるまでのストーリーを、
組み立てていくことができるんですねー
今回の観測では、
海王星サイズでも雲に覆われず晴れた惑星があることや、
そこで水蒸気が存在することが示されました。
今後は、スーパーアース(巨大地球型惑星)、
そして地球と同サイズの惑星の大気についても、
同じような研究が可能になると期待されているんですねー