物理と化学で日本人がノーベル賞を取ったので、陰に隠れて注目されていないが、経済学賞を取ったクルーグマンの本を読み直してみた。と言うか、途中まで読んで放り出してあった本をまじめに読み直してみた。経済で大事なことは
①生産性 ②所得配分 ③失業
この3つのみ!! て、単純明快ですね。
フリードマンにすべての物に値段が付く。人はその値段に基づいて「自由に選択をさせれば世の中うまく行く」は、論理は分かっても、胡散臭さを禁じえないものであったが、クルーグマンの論理は分かりやすく、かつ共感できる部分が多いように感じられる。
オバマ政権はクルーグマン的な考えに近い民主党リベラルが経済運営をすると思われるので、経済がこれからどうなるか楽しみだ。
とは言え、破滅への道は往々にして、単純な論理構造と善意が敷き詰められていることも多いので、どうなうことやら。
まあとにかく、「クルーグマン教授の経済入門」は翻訳もユニークな口語調で読みやすいのでお勧めです。
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