海外旅行の際の連絡方法、スマホの利用方法が悩ましい。月1万円ちかく使っている方や会社支給のスマホなら気にせず、そのまま海外ローミングで、後で数万円請求書が来ても心配ないのだろうが、何しろ毎月千三百円しか払っていない私には、海外ローミングのオプションすらない。
ただ、スマホはSIMフリースマホなので、SIMカードさえ手に入れば、格安で通信できる。
3年前のスペイン旅行の際は、2千円で、トラベルSIMという全欧州で使えるデーター通信のみ、通話は不可能のSIMを買った。どの道、緊急通話はラインで済むとの目論見だった。
ただこのSIM、データー容量が40MBと極小、LINEと緊急時の連絡用と心得ていた。
その次にNZ旅行では、現地で予約の電話を掛けたりすることも考え、NZのキャリアー、2DegreeのローカルSIMをNZ$19で到着当日購入した。
今回の北米旅行でSIMをどうしようかAmazonで眺めて、次の2種類のSIMを出発前に買っておいた。
①1つ目のSIMは、カバー率の高いAT&Tのネットワークを使えて、大容量、50時間の米国内通話に1時間50分の日本への通話が可能という香港の通信会社が発行する、北米ローミング用のSIM、¥1450円である。
こやつの弱点はローミングなので、通信はすべて香港経由で、電話番号は香港の番号ということが引っかかった。
②インストール他が面倒だが、リスク分散で、2枚目は別の会社のSIMを選ぶことにした。こちらは中国の通信会社の米国子会社がMVNOとして、T-Mobileの回線を借りて運営しているSIM。米国の電話番号がもらえて、国内通話無制限で¥1285円のSIMである。
両方のSIMとも、SIMフリースマホの設定に関しある程度知識があれば、APNの設定などはマニュアル通りで30分ほどの作業で開通する。また②の方は、事前に日本でPCから接続設定しておき、到着直ちに開通したので、到着PickUpのSupperShuttleの運転手とすぐ繋がり嬉しかった。
①はデーター容量も大きく、かつAT&Tの回線だったので、何処でも繋がる安心感があった。おもに私のスマホに入れ、グーグルマップや情報検索に使用。
②は連れ合いのスマホに入れて使用。何といっても米国の電話番号がもらえたのが良かった。これだとレストランの予約を入れたりする時、相手が返答などで国際電話を掛けなくてよいし、番号で警戒されることもなかった。
また①に比べると②の方が香港を経由しない分、音質が良く、通話も無制限であったので、レンタカー事故の際には、②が大いに役立った。ただ、番号が使いまわしなので、①は香港から、②は米国内から間違い電話(特に借金の督促)が数回掛かってきたのには閉口したが。
私的には、①もそれなりに良い点もあるが、もし日本への連絡がLINEで可能で、北米の都市部のみでの使用だったら少しお安い②をお薦めかな?と言っても、こちらは今は売っていないようだが、似たSIMはありそう。
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