外出自粛要請の出る前の平日に楽しんだ南信旅行。今日のお宿は、冬季平日割引に加え、台風19号のふっこう割が長野県全域に適用されるので、奮発して昼神温泉の大規模ホテル、天心へ。
入口前では、藁細工の湯守り様が迎えてくれる。願い事を書いた短冊を差しておくらしい。
大きな人工の滝を見下ろす、眺望の良い部屋に落ち着いた。
料理も美味しく、お風呂も肌がすべすべした感じになるアルカリ性単純硫黄泉も良い感じであった。
翌朝、お散歩にお隣の超高級旅館、石苔亭いしだへ。我家の財政ではとても泊まれないが、ロビーに設けられた能舞台の見学は誰でもOKなので、吊し雛、お雛様、そして水引で作られた湯守り様(宮崎駿監督がヤークーさまと名付けたらしい)をノンビリと見学。
午前中は今回の旅のメインイベント、満蒙開拓平和記念館へ。1月前、飯田市博物館の学芸員である青木先生の講演「果てしなく黄色い花咲く丘で」の復習として訪問したもの。
撮影禁止なので、写真は無いが、生き残った方、残留孤児のビデオなどを見て、数時間があっという間に過ぎてしまう。最後にこの碑「前事不忘、後事之師」を眺めて、お祈りをしておく。
続いて、隣にある長岳寺へ。武田信玄終焉の地とされるお寺。
だが我々の目的は武田信玄ではなく、「残留孤児の父」と呼ばれたこの人、長岳寺住職、山本慈照氏の足跡を訪ねること。
長居をして、お昼を食べるのを忘れてしまったが、権兵衛峠を越え、木曽経由で帰宅。