先日組み上げたビニールハウスの換気ファンの電源と制御盤、機器のマッチングが良くなく連続稼働が不可能であることが判明した。原因は18650Liイオン電池3本を使った電源にあった。20Wの太陽電池と3本のLiイオン電池でオフグリッド電源を作ったのは、ビニールハウスに取り付けるので軽量化をねらい3本のBMS付き18650電池を使った。これなら太陽電池、蓄電池、チャージコントローラー、温度リレー、換気ファンがコンパクトに収納できると考えたのだ。
18650電池3本を使えば定格は3.7V*3=11.1Vではあるものの、最高電圧は4.1*3=12.3Vだし、充放電コントローラーにはLiイオン電池3本に対応した、B02モードが有り、チャージコントローラーはLiイオン電池3本で動くはずだ。
確かにLiイオン電池3本を繋げ、太陽電池を繋げてシステムを組むと、最初の内はきちんと動作して、ビニールハウス内の温度が33℃になると、換気ファンが勢いよく回る。所が、夜間になり太陽電池からの電気がなくなり、Liイオン電池3本のみの電源になると充放電コントローラーは蓄電池が10V程度になっても動作しているのだが、定格12Vで動作する温度リレーの方は電源が落ちてしまう。温度リレーの電源スイッチは一度落ちると手で長押ししないと入らないので、一夜明けると、温度リレーが動かないのだ!
Liイオン電池の発火を恐れて、きちんとBMS回路を付け、オフグリッド電源を作ろうと試みたが失敗。
少し不格好になるが、余っていたロードスターから降ろした12Vシールドバッテリーを繋いで運用することにした。
まあ、不格好だけれど、発火事故という一抹の不安があるLiイオン電池を頻繁に充放電させるよりは良いのかもしれない。