2/19㈬、宿を出て妻籠から峠を越え馬籠宿へ向かう。峠は氷結、しっかり除雪されていないので走りにくい。しかも長野県から(かっては長野県だったが、越境合併で今は岐阜県)岐阜県に下って来たのに、もっと雪が積もっている。なんだか変な感じだ。

一方、見晴らし台の上から眺めると、馬籠を長野県にとどめておくのは無理があると感じられる風景だ。背後の長野県側は険しい山、前方の馬籠宿を下った先はすぐ中津川の町だ。

馬籠宿はほとんど大火で焼けたはずだが、多くの家屋が江戸時代風に復元されて、坂道に作られた宿場町の風情が感じられるようになっていた。

以前来た時はまだ観光地化の途上であったのが、今はすっかり観光地。中心地の本陣跡にある島崎藤村記念館へ。

唯一焼け残った江戸時代の隠居部屋の脇の建物に、藤村ゆかりの資料が展示されている。

藤村記念館は戦後まもなく、まだ馬籠が長野県時代に作られたので、長野県下の学校から寄付が寄せられた記録があり、我が出身小中学校の行った数百円の寄付金額が誇らしげに表示されていた。2時間ほど興味深く、展示を見物して帰宅。